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医療的ケア児実態把握へ!

2018年02月15日

 来年度の県予算において、医療的ケア児のうち、制度のはざまで十分な支援が受けられていない児童に対する実態調査を行う新規予算がついたことが報道されました。
 これは、身体上ケアが必要であるにもかかわらず、知的障がいなどがないため、障がい者に関するサービスが十分に受けられない子どもが県内で増えていることに起因します。
 このことについては、一昨年の私の県議会一般質問で実態把握について以下のように質問し、知事も答弁しています。

●佐々木「医療的ケア児に関する実態調査についてです。法律の改正及び通知によって、本県も今後支援に向けたさまざまな取り組みを行っていくことが求められます。そのためには、医療的ケア児の実数はもちろんのこと、その親の家庭状況、支援体制の現状などについて十分把握することが極めて重要です。本県は、重症心身障害児を含む医療的ケア児の状況、障害認定や難病指定などのいずれも対象とならない医療的ケア児の実数、家庭状況などについて現状は把握をしているのか、知事にお答えをください。」
●知事「医療的ケア児の実態把握についてでございますが、医療的ケア児の数につきましては、平成二十六年度に医療機関を対象に調査を行い、長期入院及び医療型児童施設に入所しておられる方々の数と、在宅で病院、診療所の管理のもと、人工呼吸器や経管栄養などの医療を受けておられる方の数を把握したもので約六百人、このように推計されております。この人数は身体障害者福祉法など法律の対象となっているかどうかにかかわらず、医療的ケア児の全体数を把握したものでございまして、その家庭状況についても把握はいたしておりません。来年度策定をいたします第四次福岡県障害者福祉計画におきまして、医療的ケア児についての考え方を整理することといたしておりますので、その実態についても把握をしてまいります。」
 この「実態についても把握をしてまいります」が、今回の新規予算につながっています。
 この質問では、医療的ケア児という言葉を国の用語に入れる際に大いに奮闘され、医療的ケア児の支援や病児保育を手がけている駒崎弘樹さんの活動や、医療的ケア児の親御さんの声が大きな力になりました。
 今後、調査の結果が医療的ケア児の支援拡充に繋がっていけるよう、しっかり注視していきたいと思っています。
 またひとつ、提案が形になり、よかったです^^


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