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炭坑経験者の話

2015年12月13日

 昨日は私の地区後援会の役員会。
 その役員の中のうち2人が炭鉱経験者で、炭鉱のことをたくさん話して下さいました。
 その中で興味深いエピソードがあったので、3つ紹介します。
 【本当の漆黒を知ってるか】
 炭鉱の中で、電気を真っ暗にしたときの暗闇のことを話していたときに言われた言葉。「目の前に自分の手を当てても見えんとやけん、それはもう恐ろしい」と何度も口にしていました。
 【落盤事故で畳を投げ入れる】
 50年以上前に発生した川崎町・豊州炭鉱落盤事故(川の下を掘削していて川が落盤し坑内に水が流れ込んだ落盤事故)で、少しでも水の勢いを止めるために、近くの社宅の畳を落盤したところに沢山投げ入れたそうです。ただそれ自体は「あまりの水の吸い込みで、どうもこうもならんかった」とのこと。
 【そりゃ、荒くれるくさ】
 炭鉱の坑内は、本当に危険と隣り合わせ。息の詰まる毎日だったそうです。「毎日坑内で汗びっしょりで真っ黒になって仕事するんやけん、外に出たらそりゃ暴れたくもなるくさ」。なるほど、荒くれたくなる理由はその労働環境にあり、ということなんですね。
 ちなみに、その炭鉱経験者はいずれも80代。こんな話を聞けるのは今のうちだと考えると、なにかもっと聞き取りをしなきゃいかんのじゃないかと思わずにはおれませんでした。

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