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マギーズ東京へ

2017年11月15日

【マギーズ東京へ】
 今日は、政務活動の視察で東京へ。
 がん患者向けに様々な相談や悩みに寄り添う活動をしている「マギーズ東京」にお伺いしました。
 マギーズは元々イギリスが発祥の取り組みで、がんによって様々な悩み、苦しみを感じる患者やその家族に寄り添いながら、前向きになったり、精神的な安心を得たりすることができる取り組みをしています。行うのは看護師や臨床心理士などで、がん病院などの敷地内に併設しているのが多いそうです。
 しかし、空間は自宅の雰囲気を徹底しており、
○自然光が入って明るい
○安全な(中)庭がある
○空間はオープンである
○執務場からすべてが見える
○オープンキッチンがある
○セラピー用の個室がある
○暖炉がある、水槽がある
○一人になれるトイレがある
○280平方メートル程度
○建築デザインは自由
などの要件が求められます。また、スタッフ研修、運営、サポートプログラム、活動、監査などについて、イギリス本部との契約が必要です。
 世界には20数ヶ所のマギーズセンターがあり、日本では初めの立ち上げで、2016年から運営が始まっています。
 この施設の共同代表で看護師・保健師・助産師の資格を持たれ、数多く野執筆や講演をおこなっている秋山正子さんにお話をお聞きすることができました。
 秋山さんは海外での発表会で出会ったマギーズセンターの取り組みをぜひ日本で行いたいと、まずは新宿で医療や福祉、生活全般について相談をうける拠点「暮らしの保健室」を立ち上げました。そこでは相談だけではなく、様々な医療知識、生活の相談を学ぶ活動も行っています。秋山さんはこれまでの経験から「もっと早く相談できる場所があれば、疾病の悪化や生活の質の低下を招かなかった事例も多い」と住民などへの啓発の大切さをお話ししていました。
 また病気になっても在宅で過ごすことのできる取り組みは、実はそのための資源(訪問看護や在宅医療チームの存在)があっても、それを知らなかったために施設に入る方も多いのが現実です。在宅生活を様々な形で可能にしていくネットワークづくりと啓発が欠かせないと感じました。
 私も後援会の皆さんなど身近な人をガンで亡くしています。将来への不安は計り知れないものがあるはずです。しかし病院で相談できることはわずかで、孤独にさいなまれる日々を送られている人も多いと思います。
 福岡県も今年度から「がん感染症疾病対策課」を立ち上げ、がん対策に取り組んでいます。疾病予防はもちろんのこと、「福岡県がん対策推進計画」にある「すべてのがん患者及びその家族の苦痛の軽減および療養生活の質の維持向上」「がんになっても安心して暮らせる社会の構築」実現のため、暮らしの保健室や、マギーズ東京のような身近な相談窓口の構築は欠かせない、と感じました。
 人生のラストラン、一人では難しいときに、寄り添い伴走する。誰もが迎える老いや病に、あたたかく包み込むマギーズ東京の取り組みや理念が全国に広がるといいな、福岡県でも是非実現したいと思いました。
 最初の写真は秋山正子さん(真ん中)と。




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