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高遠さんの講演会に行きました。

2005年09月18日

風邪はなんとか完治しました。ていうか、治す暇なくバタバタしていたら、いつのまにか治っていました。まあ私の風邪なんてそんなもんです・・・。 昨日は、イラクで一時武装勢力に拘束をされた高遠奈緒子さんの講演会が小倉であり、聞きに行きました。 高遠さんは様々な画像・映像をもとに解説をしてくれましたが、そのなかにはかなり凄惨な場面も多数あり、眼を覆いたくなることもしばしばでした。 しかし、話を聞きながらつくづく思ったんですが、ほんと国際法ってなんなんだということです。 平気で地域住民を虐殺し、あらゆるものを戦車で壊し、ジュネーブ条約もなんもない状況が今のイラクといっていいでしょう。しかし、そんなことは報道には映らないんですよね(報道倫理上映せないということもあるでしょうが)。 結局、法というものは戦争状態においては何の意味も持たないということであり、そこにアメリカの民主主義や正義といったたぐいのものはまったく空虚なものでしかない、ということです。もちろん国連もあり方も含めてです。 私のような地方自治・地域公共政策という分野を研究している私にとって、今回の講演会は本当に衝撃的でしたし、国際情勢にあまりにも無知だった私に反省もしました。だけに、高遠さんのような方が全国を講演し、訴えることの必要性をひしひしと感じました。 今回高遠さんは「イラクの若者は日本の若者以上に原爆のことや憲法のことを知っている。だけに自衛隊がイラクに来たことに疑問や怒りをもっている」と言っていました。私たちにとってイラク派兵はバーチャルな世界にどうしても見える感があります。しかしその派兵が中東諸国の人々に与えた影響を考えると、それこそ右側の人がよく言う「日本の国益」に反してしまう結果をつくってしまったのではないか、と考えてもいいのではないでしょうか。 今回高遠さんが講演したイラクでの出来事は、すべからく政治の責任と言っていいでしょう。さきほども述べたとおり、戦争になれば国際法もジュネーブ条約もなんの意味をもたないことは明らかです。だからこそ戦争にならないためのあらゆる努力が必要だし、だからこそ、いまの日本国憲法をつかって国際的になにができるのか、そこを考えるときだと思います。今回の総選挙の自民党大勝にしても、民主党の新党首が自民党以上の憲法改正論者であることなどからも、いまの日本が本当に危ない方向に着実に進んでいることが気がかりです。でも気がかりだけではいけないので、社民党もしっかりと市民に発信していきたいと思います。 ひさしぶりに一気に長々と書いてしまいました。今日は私の兄の家にきています。今から今度選挙の応援に行く長岡京市のおざき百合子さんの書類なりをつくります。さて、がんばるか。

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