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北海道釧路市を行政視察

2015年07月24日

 先日、北海道釧路市を視察しました。

 
 まずは生活保護者を中心とした自立支援プログラムについて視察しました。

【経済的自立から社会的自立に目線を置く】
 釧路市は厚生労働省からのモデル事業で生活保護家庭の母子家庭向け支援プログラムを行い一定の成果をあげたため、生活保護者全体にその取り組みに広げます。
 生活保護の自立支援は、経済的自立を中心としたプログラムが多いのですが、釧路市はボランティアやインターンの参加など、社会への関わりをつくり、社会的に認められる存在として本人の自尊感情を高めるという「社会的自立」からスタートしているところにとても大きな特徴があります。
 また生活困窮者の子ども向けの勉強会の開催や、多重債務の整理支援など幅広い支援策を行っています。
 釧路市の生活保護率は直近で5.32%。田川市も6%を超え、母子家庭世帯の平均も、釧路市は全国平均の2倍近くあるのが特徴です。
 一方、働きながら生活保護を一部受けている方も全国平均の2倍近くいることも紹介されました。これも自立支援プログラムの成果の一環ではないかと思います。生活保護はその人の自立度にあわせ、柔軟に対応することも可能です(課題もありますが)ので、ぜひこの自立度に合わせた生活保護の支援を田川地域もより充実できないかと感じました。
 生活保護行政の職員配置にも工夫をしていて、高齢者世帯だけを担当するチームを編成し、資格を持った嘱託職員が訪問支援を一緒に行うなどで職員の負担の軽減を行ったりしています。
 生活保護という厳しい状況に対して、きめ細かい対応をつむいでいくことで一人でも多くの方々がより自立に近づけられ、また自尊感情を持って生活が出来る。これは行政にその力が多いに求められる分野だと感じました。
 かくゆう福岡県も町村部の生活保護は県政が担います。特に田川郡は生活保護が10%以上の町もあるなど生活保護問題は深刻です。しかし市町村の生活保護行政に比べ、例えばこの釧路市のようなきめ細かい支援を県が充分に行えているかどうか、その点を今後しっかり調べ、政策に変えていきたいと思っています。
 田川地域の最も重要な課題は、この貧困対策だと思っています。今回の視察はその点でもとても参考になりました。貧困に真正面から向き合い、政策提言を続けていこうと思います。
 この分野だけでも何度も質問をしたため、大幅に時間を超過してしまいました。。。

【防災への対応を万全に】
 その後は今年5月に建設された防災庁舎を見学。釧路市は毎年地震がある地域で、東日本大震災でも市内の一部が津波被害を受けるなど地震や災害対応に万全を期すことが求められる地域です。
 東日本大震災を受け、地震対応に万全を期すために、急きょ防災庁舎の建設に取り組んだとのことでした。
 データ関係の機材を4階以上にもってくるなど、大津波になっても対応が出来るものになっています。また建設費も防災庁舎建設のための補助や交付金などを活用し31億4千万円の補助金のうち、約21億円が国、道からの支援、また起債も交付税充当があり、市の実質負担は3億4千万円程度だと聞きました。

【釧路の歴史を後世に】
 最後に釧路市立博物館を見学。釧路市内の自然や動植物、またオホーツク文化などの歴史についいて展示された資料を学芸員の石川さんのご案内で拝見しました。
 釧路湿原など本当に豊かな自然に囲まれた釧路地方ですが、湿原も寒冷地のために稲作等ができなかったので開拓されなかったから残ったという話や、狩猟用の機材など太古からの営みが物語る発掘資料もたくさんあり、見応え充分な展示品ばかりでした。個人的にも先住民やアイヌ文化が好きなので、色々見入っていました。

 





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