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「マニフェスト」という言葉の意味は

2007年03月24日

今日は雨でしたねえ。風がかなり吹き付ける中を歩きました。

もう告示まで刻一刻と近づいてきています。回りから「投票日まであと〇〇日だねえ」と言われるたびに、私の心拍数はかなり上がります(^^;

さて、今日ある予定候補のビラを見る機会がありました。

その中に

 

「マニフェスト(公約)」

 

という言葉が大きく載っていました。

 

しかしその内容は

「市民が主役の~~」

など、よほどマニフェストとは言えない内容でした。

 

そもそもマニフェストとはウィキペディアでは以下のように解説されています。

 

従来の選挙公約とは異なり、何をいつまでにどれくらいやるか(具体的な施策、実施期限、数値目標)を明示するとともに、事後検証性を担保することで、有権者と候補者との間の委任関係を明確化することを目的としている。つまり、いつ(実施時期)の予算(目標設定)に何(具体的な施策)を盛り込んで実現させるのかを明文化するものであり、必然的に政権を取り予算を制定し行政を運営することが条件となるため、「政権公約」という訳があてられ、定着しつつある。

 

例えば「市民が主役の~~」の場合、では主役となるためにはどのような施策を行うのか、手法は?実現までの期間は?効果は?などを示す必要があります。それがそのビラにはなかったんですよね。

 

ここで不安なのは、結局「公約=まやかし」という市民の感覚と同じように、マニフェストという言葉も悪い方向で語句が捉えられないか、ということです。どうしても横文字はそれだけで信頼感や先進性、知的なものに見えてしまいがちです。

 

そのようなことがないように、元三重県知事の北川正恭氏が中心で進めているローカルマニフェスト推進ネットワークや、ローカルマニフェスト推進地方議員連盟などが先進的な取り組みを進めらています。しかし田川も含めた地方には、上記のようになかなか波及していないのが現状です。

 

新しい語句や動きには、それを定義付けるまでに多くの議論と時間がかかります。その間にしっかり本来の姿を示し、言葉に対する信頼を勝ち取りながら、地方政治に信頼を築ければ強く思います。

 

さて、明日も貴重な日曜日。後援会の皆さんと共に一生懸命頑張ります。

といってもまだタスキで悩んでいますが・・・。

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