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清掃センター問題は人災だ!

2009年01月14日

1月13日に行われた田川地区清掃施設組合運営協議会について詳しく書きます。

 

田川市・川崎町清掃センターのダイオキシン類が国の基準以上に排出され、その事実を1ヶ月以上にもわたり職員が隠していた問題は以前のブログで報告しました。

 

しかし基準以上とは言え、1号炉は国の基準1ngをわずかに超える1.2ngだったこともあり、排気の粉塵をとるろ布の一部交換等を行えば再稼動が可能になるのでは、ということで、清掃センターとしては、

 

  1. ろ布49本交換
  2. クリンルーム清掃
  3. 排道ダクト内清掃
  4. 集塵機下部清掃
  5. 源温用熱交換器清掃
  6. ろ布のプレコート

 

等を実施しました。

 

そして12月6日に測定。しかし測定の結果、

 

1回目:1.4ng

2回目:1.8ng

 

という前回より悪い数値結果が出ました。

 

・・・・、とここまで聞くと「まあそれだけしてこの結果なら」思う方もいると思いますが、その後再測定を12月28日に行う際に、以下のことをしたと書いてありました。

 

  1. 減温用熱交換器入口立上り排道ダクト内ダスト除去及び鋼板付着ダスト除去
  2. ろ布清掃等粉塵飛散防止用にシート張
  3. 熱交換器内集塵機送りダクト内鋼板付着ダスト除去
  4. ろ布外付着ダスト簡易除去
  5. 集塵機クリンルーム内鋼板付着ダスト除去
  6. 集塵機入口、出口内鋼板付着ダスト除去
  7. 集塵機入口、出口内鋼板腐食箇所鉄板溶接
  8. 集塵機内付着ダスト除去
  9. 集塵機内ダクト及びバイパスダクト鋼板付着ダスト除去
  10. 集塵機内ダクト及びバイパスダクト内錆止め塗装
  11. ろ布圧力検知用差圧計配管エアー清掃
  12. 焼却炉排出排ガス流量計配管エアー清掃
  13. 活性炭入り消石灰を計8時間噴霧し、ろ布の保護(強度)及び有害物質を効率よく補修させる為のコーティングプレート

 

と実に13項目にもわたり「徹底的に清掃等をおこなった」と述べています。

 

そして12月28日にダイオキシン類測定の再測定を実施し、1月15日に結果発表となると報告されました。

 

ここでピンと来た人もいると思いますが、私もこの説明を聞いて、すぐに

 

「なぜ12月6日の測定で、『徹底的に清掃』しなかったのか!?」

 

と思い、問いただしました。

 

9月の測定時に悪い結果が出ているのだから、再検査を行う際は危険因子については徹底して排除した上で、検査をしなければならないというのは、素人の私でもすぐに考えることです。それを職員の方々はしなかったことになります。

 

もし1月15日に発表される再測定の結果が1ngを下回ることになれば、12月6日の測定の際に13項目を行っていればもっと早くに再稼動が可能になっていたということになります。

 

1日あたり200万円の持ち込み料がかかっているのですから、多少のずれがあるとしても、職員の判断ミスによって5000万円近くの税金が無駄に使われたということになります。

 

以上のことを私も述べた上で、

 

市民の税金をなんだと考えているんだ!!

 

と声を荒げました。

 

事実、今日清掃施設組合から「12月28日測定の結果0.22ngとなりました」という連絡がありました。先ほど述べていた通りのことが起きました。

 

もっと言えば昨年9月のダイオキシン類の最初の測定の前に、13項目のことを実行していればこのような問題はまったくおきなかったはずです。

 

ダイオキシンの測定結果の隠蔽、稼動の突然の休止に対するマニュアルの不作成、相次ぐ判断ミス、もうこれは人災です。今回の結果によって清掃施設組合に発生した損害に対して、どう責任を取るのか。徹底的に追及していこうと思います。

 

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