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議運視察、鹿児島県薩摩川内市へ

2009年01月29日

今日は議会運営委員会の行政視察でした。視察先は鹿児島県薩摩川内市議会基本条例を昨年10月に制定した件に関して、詳しく聞きました。

 

薩摩川内市自身は平成16年10月に9市町村が合併して誕生した市で、人口は約10万人。面積は約680平方キロメートルと、田川市の10倍以上の面積があります。

 

議会基本条例については、前述の通り昨年10月に制定。ちょうど市議会議員の改選が行われる直前に制定したとのことでした。

 

そもそもこの条例ができた出発点についてたずねたところ、市議会議長は「これまで議員は旧市町村や自分の地域の枠組みだけを守っていたらよい、という感覚がどうしてもあった。合併をして1つの市になったのだから、自分の地域さえよければいいんだというのは、いけないのではないか。」という問題意識と、ちょうど執行部側からは自治基本条例が制定されようとしていたのもあり、同時期の制定を目指し、活動を始めたということでした。

 

また議会基本条例によく出てくる議員による議会報告会の開催、また執行部に対する反問権の付与については今後検討するとしています。

 

またこの条例を実効性のあるものにしていくため、今後、議会改革特別委員会を設置し、その下に分科会を作りながら、具体的な行動計画について今後協議していくことにしています。

 

市議会議長がいろいろ詳しく答弁していただいたのですが、議長自身は「議員を片手間ではなく、職業としてやっていかなければいけないのではないか」という意見を述べられていました。

 

議員については矢祭町のように歳費の日当制を図ったり、歳費の削減を行い財政効果を狙ったりするという事例がままありますが、議員の専業化と給与の改定についてはまだ事例はありません。

 

専門職として議員をおくのであれば、その歳費だけで生活が出来るような歳費の体制を組む必要がありますし、その場合、議員定数についても同時に議論しなければなりません。

 

しかし議長も「そもそも議会をみる市民の目はとても厳しい」とおっしゃるように、市民の議会に対する信頼感は全国的に見ても非常に低いのが現実です。そしてその信頼感を高めるには議員自身の行動と政策形成能力の向上しかありません。

 

その点で、この議会基本条例の制定や、その後の行動で、議員自身が不断の努力をしないと、議員の専門職化、歳費の改定はできないのだろうと思います。薩摩川内市議会全体がどのように考えているかは分かりませんが、もし専業化・議員歳費改定を行おうと思っているのなら、現在はそのスタートラインなのだろうと思います。

 

また条例には議会全体の研修会の実施も言及していました。議会全体が先進事例に学び、そして議会活動に生かすことも、政策形成能力の向上には不可欠だと思います。

 

なおこの議会基本条例はまだ制定したばかりなので、具体的な事例はありませんが、今後どのような実施をするのかとても楽しみです。

 

ちなみにあまりにガツガツ質問してしまうので議長から「佐々木さん、ぜひ来年も視察に来てください。それまでにはしっかり成果をつくっておきます」と言われました(^^;

 

この条例制定については、まさに議員自身が必要性を感じないといけないのですから、その点では成立の出発点が非常に重要になってきます。その点は市町村合併という契機があったという点でよかったのだろうと思います。

 

最後に

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議会運営委員会のメンバーで記念撮影。

 

夜の食事では、議員間でゆっくり交流もできました。やはり食事やお酒を飲みながら語り合うと言うのはとても意味のあることなんだなあ、と改めて思いました(^^)

 

明日は鹿児島市を視察します。

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