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正副議長選の所信表明会はぜひ実施を!!

2009年04月28日

ブログの更新が滞っていました・・・。

 

今日は議会運営委員会が開催され、5月臨時議会の日程について話し合いました。

 

5月臨時議会は、議長・副議長を初め、各常任委員会委員長など議員の役職を決める選挙が行われる予定です。本来地方自治法では議長・副議長らの任期は4年と定められていますが、田川市では慣例で2年交代ということになっています。

 

日程は5月11日(月)となっています。

 

なお一部会派より議長選挙の所信表明会の実施について意見が出されました。私としても議会改革の一環としてぜひ実施すべきだという意見を述べましたが、議会運営委員会では結論が出ず、5月11日の臨時議会前の議会運営委員会でどう取り扱うか決めるとのことでした。

 

この所信表明に関することの根本は、議長選においてどのような基準で議長を選出するか今の田川市議会にはルールとして存在していないことにあります。

 

というのも、議長選挙では特に立候補制もとらず、前触れもなく投票が行われ議長が決まる仕組みとなっています。しかしその前段ではクローズな場でいろんな駆け引きが行われているのが実情で、それは市民からもそして我々議員にとっても非常に分かりにくく、かつ時に政治的なしがらみだけで議長を決めることにもなりかねないといった問題が発生します。

 

議長は議会の代表として、執行部との交渉をはじめ、議会事務局の人事、対外的な挨拶など議会運営の大きな役割がある役職です。その議長がどのような議会運営を臨もうとしているのか、そして議会のあり方などについてどのような考えを持っているのか、などの所信をしっかり述べて、それに基づいて議員は投票行動をしたいという気持ちはごく自然なことだと思います。

 

このことをある田川市民の方に話していたら「判断基準がないなかで、どうやって決めているのか?」と聞かれました。至極普通の疑問だと思いますし、それらの点からも、まったく誰が出るかも分からない中で、いきなり投票せよということだけを見ても、市民に十分な説明ができません。

 

事実、議会改革を行っている三重県伊賀市では所信表明会を実施し、その後議員が質疑応答も行えるような仕組みを作っています。議会改革の第一歩としても議長選挙改革はとても重要なことなのです。

 

これまで何の問題もなく行われてきた制度を変えることは、議員の中からは反対意見が出るのは理解出来ます。しかし全国的に議会のあり方が問われている中で、開かれた市民に説明の出来る議会運営の実施は田川市議会に限らず全国の自治体議会で求められていることなのです。その点では議長選の所信表明会は序章に過ぎず、議会改革に向けた動きはこれから様々な点で考えていかなければならないと思います。

 

もちろんこの方法を取るにあたっては、議長選挙を立候補制にするのか、所信表明を行った後に質疑応答は出来るのか、などのルール設定は必要です。しかし5月の議長選挙でぜひ実施できるよう、議会運営委員会として取り組むべきと私は考えます。

 

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