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田川工業用水道事業、県に頼み込む

2009年07月28日

今日も市民相談への対応や、書類作成などでバタバタしました。さっき(0:35)ようやくゆっくりでき、今からブログを書きます。

 

さて、田川工業用水道事業に関して、市長が福岡県に対して「田川工業水道事業移管に係るお願いについて」と題して、公文書を7月10日に渡したもののが先日議会の特別委員会に提出されました。

 

以下はその公文書の文章になります。

 

福岡県企画・地域振興部長 佐藤清治殿

田川工業用水道事業移管に係るお願いについて 

時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

平素より、本市の振興・発展に資するご尽力に対し厚くお礼申し上げます。

さて、田川工業用水道事業の移管につきましては、本市がこの事業を譲り受けることを前提に協議に臨んでまいりましたが、中小企業基盤整備機構からの最終提案の内容では本市の脆弱な財政面等から移管を受けることは不可能であるとの結論に達し、その旨を中小企業基盤整備機構に回答いたしました。

中小企業基盤整備機構においては、本市からのこの回答を受け、民間事業者への事業継承に向け作業を進めております。

このため、地元受水企業からは本市に対して、工業用水の安定受水を望む厳しい要望が行われているところであります。

しかしながら、本市としては、この状況を打開できるだけの方策がなく、県のお知恵、お力をお借りする以外に道は残されていません。

つきましては、知事に本市のおかれたこの窮状をお伝えし、お知恵、お力を拝借いたしたく、貴職にお取り計らいをお願い申し上げるものでございます。

当然のことではございますが、この課題の解決のためには、本市といたしましては全面的に協力いたす所存であります。

 

田川工業用水(HPもあります)は独立行政法人中小企業基盤整備機構が管理運営を行っていますが、法律の関係で平成26年3月31日までに機構から別団体へ移管することが求められています。

 

この件については、田川市議会の田川工業用水事業調査特別委員会で審議されており、私は委員ではないので詳細をつかめていませんので申し訳ございませんが詳細な説明は現在できません。

 

しかし当初は田川市が受けることで決着したいという意向だったはずですが、今回の公文書を見る限り、

 

「田川市には資力はなく受けられない。県にこの案件は全てお任せしますし、結果は甘んじてお受けします」

 

という姿勢に変わったと解釈されます。

 

財政状況が悪い中で新たな負担が発生する事業を持つこと自体は慎重になるべきですし、その点では今回の決断も必要なことのひとつであると思います。しかし具体的に議会全体にどうしてこのような結果となったのかについて説明はまだありませんので、その点はいるんじゃないかな、と思います。

 

しかし公文書にしては、かなりへりくだった内容ですね(^^;自治体同士のやり取りで、このような文面は初めて見ました。

 

その点でいえばよく使われる「県下」という言葉もとても気になります。細かいことですが「県下」ではなく「県内」が良いんじゃないかな、と思います。

 

どちらにせよ、受水企業等に不安と不信を与えるようなことはないように努めていただきたいと思います。

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