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「どうなっちゃうの社民党」講演会&全国常幹立候補決意表明

2012年02月24日

 今日は参議院議員会館で「どうなっちゃうの社民党」と題した講演会を開催しました。

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 パネリストは、元朝日新聞コラムニストの早野透さん、ジャーナリストでSNS関係で積極的に発信している津田大介さん、三重県伊賀市議の稲森としなおさん、そして私の4名がパネリストとなり、社民党の現状と今後について話し合いました。

 

 私からは大きく一点。党改革を抜本的に行うために外部委員会を早急に設置することを訴えました。私も含め「党内」の人間は、党が置かれた現状を客観的に判断し、問題点をつまびらかにし、その中化から改革する方向性を決めていくには限界があります。

 

 今回パネリストになった早野さんや津田さんはともに社民党に近い立場で活動して頂いている方々です。こういった方々の知恵と思いを党改革に生かさない手はありません。

 

 また、集会終了後、私が全国連合常任幹事へ立候補するための記者会見も行いました。

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 写真は、立候補記者会見。青年議員がずらりと並んだ中で話しました。

 

 党改革の流れを大きく転換していくため、先頭に立って頑張っていく決意です。以下は決意文です。

  

 今回党大会に当たり、党の活性化と若手の起用を求める全国の青年議員・青年党員などからの後押しをうけ、党全国連合常任幹事に立候補する決意を固めましたので、立候補に当たる思いを表明させて頂きます。
 
 先の党首選挙において私は、党の活性化、自由闊達な議論などを、党首選挙をきっかけに喚起する事を目的に、三重県伊賀市議会議員の「稲森としなお」君を党首選に立候補させるべく奔走しました。しかし残念ながら、党首選挙を実現する事はできませんでした。
 
 党活性化の必要性は、今回の党首選挙から見ても、ますます高まっていることが明らかになったと思います。社民党は日本社会党時代に日本の政党としては初めて国会議員、党員に関係なく1人1票の党首公選を制度化してきました。しかし社民党結党以来全く党首選が行われず、極めてハードルの高い立候補要件が、その党首公選を無力化させていました。その結果、社会党時代からの古き良き「共同戦線党」的な性格、多様な人々が活発に議論し、党を運営していくという姿が失われていると思います。そして、多様な意見を排除するような方向性に進んでいることこそが、むしろ党の「混乱」を招いているような気がしてなりません。この点を、抜本的に見直すことが急務だと思います。

 また、国会議員間の仲の悪さや、それに伴う党役員人事での対立ばかりが、マスコミを通じて報道されています。それは、多くの支持者や地方の現場で頑張る党員を失望させる結果にも繋がっているのではないでしょうか。だからこそ私たち青年は、異なる意見があるのだからこそ、「選挙」を通じて戦わせ、大いに議論すればよいのではないかと考えています。
 
 社民党の青年議員・青年党員は、2010年11月に「「よそもの・若者・ばかもの」による社民党再建計画」というものを党全国連合へ手渡しました。その中には、大胆な人事刷新のための青年常任幹事の登用、外部有識者による党改革に向けた外部委員会の設置、社民党の見える化など具体的な党改革案を示しています。そして今回の党大会では、「『「よそもの・若者・ばかもの」による社民党再建計画』の具現化を追求し」と議案でも記載があり、同計画の具体的に推進していく体制が必要であると思います。
 
 また、今回の党首選挙で福島みずほ党首も、当選の記者会見の際、「党全国連合常任幹事会に登用も含め若手の抜擢を図る」と明言しました。これらの件からも、党全国連合へ青年議員・青年党員が常任幹事へ登用することは、党首にとっても全国連合にとっても方針化されているものであり、その推進に向けて党首や党全国連合も努力を重ねてもらうよう、強く要請していきたいと思っています。
 
 今、多くの若者が未来への希望を失い、生きる困難を抱えています。本来であれば、そうした若者たちこそ、社民党が受け皿になるはずです。しかし、若者への支持は広がっていません。また、「脱原発」に共感する方からの支持も、頭打ちになっているのではないでしょうか。
 
 さらに、「みどり」を掲げる新しい政党も誕生しようとし、「若手」を幹部に抜擢するとともに、一方で、社民党は「既成政党」であり、民主的な組織ではない、との批判を強めています。
 
 多くの青年議員・党員が抱えているのは、まさに「危機感」です。このままでは社民党が消滅してしまう。そうした仲間の声に応え、党活性化の先頭に立って粉骨砕身すべく、常任幹事に立候補する決意いたしました。

 私は日頃人口5万人、旧産炭地で過疎地域にも指定されている福岡県田川市の議員として活動しています。働きながら子育てするための環境づくり、27%を超える高齢化率と介護の役割、若者の雇用、生活保護の増大など日々市民から様々な相談を受けるたびに、国の制度設計の矛盾や問題点に直面します。そしてそれら多くは、社民党が掲げる社民主義にとってとても大切な社会保障に関わる問題ばかりでもあります。永田町や霞ヶ関の論理と地方の現場との感覚の違いを、福祉や労働者を大切にするという観点で地方の現場に日々直面している立場から訴えることは、党の政策決定にも大きな意味があると考えています。

 今、日本の政治勢力で社民主義を真正面から訴えることのできるのは、社民党しかいません。社会保障や若者の貧困への解決が急務な中で、本来この社民主義が掲げる理念はますます高まっているはずです。しかしなぜ高まっているはずなのに、社民主義を掲げる社民党が衰退の一途をたどっているのか。それは社民党自身の受け皿としての問題があるのは明白です。
 
 内部での閉じた議論から脱却し、早急に外部識者を交えた党改革委員会を設置し、本格的な党改革議論を惹起すべきです。党においては全国連合常任幹事会での決定や執行が党を大きく左右します。特に中央レベルでの改革が急務な社民党においては、全国連合常任幹事の役割は大きいと言えます。しかし今の常任幹事会はすべて50代以上で構成され、しかも日本社会党時代から党に関わっている人が多いのが現状です。私のような「よそもの・わかもの・ばかもの」がその常任幹事に入る事は、党改革の大きな一歩になることを確信しています。そして社民主義勢力の受け皿として社民党の再構築を図って参りたいと考えています。
 
 党全国連合常任幹事への立候補決意に際し、以上の思いをもって臨んで参ります。多くの代議員・党員の皆様のご支持、ご支援をなにとぞ宜しくお願い致します。

 

佐々木允経歴

1981年(昭和56年) 5月6日生 満30歳
現住所 福岡県田川市大字位登876

学歴
2000年3月  福岡県立東鷹高等学校卒業
2004年3月  龍谷大学法学部政治学科卒業
2006年3月  北九州市立大学大学院法学研究科修士課程修了

議員歴
2007年4月  田川市議会議員当選(1363票 7位)
2007年5月  総務文教委員(現)
田川地区清掃施設組合議会議員(現)
2009年5月  総務文教委員会副委員長
2009年8月  田川地区清掃施設組合議会監査委員
2010年4月  議会基本条例検討特別委員会副委員長
2011年4月  田川市議会議員2期目当選(1420票 4位)
2011年4月  議会運営委員長(現)広報委員長(現)

党歴
2000年9月  社会民主党入党
2004年4月  社会新報地方通信員(現)
2005年9月  党福岡県連合青少年局長(現)
          党田川総支部副代表(現)
2008年11月 党全国連合社会新報機関紙検討委員
2011年12月 党九州ブロック青年担当(現)

団体歴
2005年4月  日本公共政策学会会員(現)
2005年7月  自治体学会会員(現)
2006年5月
~2007年3月 福岡県立大学生涯福祉研究センター客員研究員

職歴
社会福祉法人猪位金福祉会暖家の丘法人本部主任(現)

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