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田川市郡で1つの中学校を新設!?

2013年01月08日

 今日の新聞を見ていたら、田川市郡8市町村で一部事務組合を設立し、中学校を設置するという記事が出ていました。
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 私も初めて聞きました。

 そもそもなぜ??と思って記事を読むと「田川市郡では優秀な児童が福岡、北九州両都市圏の私立中学校や中高一貫校などに進学する傾向にあり、地域学力低下の一因とされている」と書いています。

 そして大任町の永原町長の発言として「地元県立高校と連携教育を積極的に進め国公立大学や有名私立大学への進学にもつなげたい」と付け加えています。

 極めて単純に言えば

「優秀な生徒の流出防止のために義務教育課程において公立学校として進学校を設置する」

というところでしょうか。

 確かに中学校段階で他地域に行く児童は一定数います。ただ優秀な生徒を仮に中学校段階で食い止めたとしても、高校・大学で流出は避けられません。そもそも大学・大学院卒など高等教育課程修了者を地域に戻ってもらうというのは、非常に困難な作業です。私の同級生だけを見ても、大学・大学院卒で地元に戻っているのはごくわずかです。この点は教育施策とは全く違った雇用や生活といった視点からのアプローチが必須です。

中学校段階の流出防止のための大きな施策展開がどのような効果を発揮するのか、全くもって詳細には分かっていませんが、いずれにせよ、かなりの議論が必要です。

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