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6 : ◯二十二番(佐々木 允君)↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット)
◯二十二番(佐々木 允君)登壇 改めまして、皆様、おはようございます。民主県政クラブ県議団の佐々木允でございます。今回は観光振興、地域活性化に資する公共交通の利便性向上について、以下質問をいたします。
 本県は、九州最大の発着数を誇る福岡空港を初め、九州最大の乗降客数を有する博多駅、そして北九州空港など交通結節点が多く所在をする県であります。また、近年は事消費や田舎体験など、私の地元田川地域も含めた地方への観光ニーズが高まっています。そのためには二次交通の充実が求められているところであります。
 本県では、これまでも公共交通の振興はさまざまな形で行われており、特にコミュニティーバスについては、二十六市町に約八千万円の県費補助を出すなど積極的に支援をしているところです。
 では知事、これら来訪者や外国人が博多駅や福岡空港におり立ち、行きたい観光地に行くために、どのような行動をとられるでしょうか。多くの人は、現在スマートフォンといった携帯電話で経路検索を頼りにしておられます。知事自身、福岡空港などで外国人観光客がスマートフォンを片手に交通手段を検索している姿をごらんになったことがあろうかと思います。来訪者がストレスなく観光地に行くためには、電車、バス、徒歩といったものが途切れなく案内できることが大切です。そのためには、経路検索を多くの外国人や来訪者が利用可能にするため、公共交通における経路検索サービスの充実のための体制整備が急務だと考えます。
 この公共交通における経路検索サービスの充実のためのオープンデータ化の取り組みについては、二〇一七年六月定例会でも、私は知事にただしたところであります。その際知事は、コミュニティーバス等の路線を、観光等地域外の方々にも幅広く利用していただくこと、また、そのためにも検索可能な路線をふやしていく必要性について言及があったところです。また、国においてもインターネット等の経路検索におけるバス情報拡充のため、国土交通省が標準的なバス情報フォーマットを定め、その作成支援にも取り組んでおり、県はそのメリットとして、来訪者や外国人にバスを認知してもらえるシームレスな案内が可能になるなどを挙げています。
 そこで一点目に、その後、県はどのような取り組みを行ったのか、また、その取り組みの結果、コミュニティーバスや離島航路で、外国人も利用している汎用的なツールであるグーグルマップで経路検索できる市町村はどれぐらいふえたのかお示しください。
 二点目に、経路検索の状況はまだまだ十分に普及していない状況に思われますが、知事はその原因をどのように分析しているのかお聞きします。
 さて、観光庁が二〇一八年度に行った訪日外国人旅行者の受け入れ環境に関するアンケートの中では、困った理由として、多言語対応をしたルート検索用のウエブサイト、アプリがなかったことが最も多くなっています。
 そこで三点目に、このようなアンケート結果を踏まえ、知事は訪日外国人旅行者のコミュニティーバス利用時の利便性向上について、どのように取り組むのかお尋ねをいたします。
 四点目に、公共交通分野における経路検索サービスの充実のためのオープンデータ化についてお聞きします。これまでるる述べてまいりましたが、公共交通が経路検索可能になること、ひいてはオープンデータ化を進めることによって、本県の津々浦々に来訪者や外国人観光客を誘客することが期待できます。その点では、もはやこの整備は地域のインフラ整備と同義と捉えることはできないでしょうか。その上に立って、官民が一体となって公共交通の経路検索サービスが網羅的に整備されることが、私は急務だと考えます。知事の認識をお尋ねします。
 また、国土交通省も公共交通分野におけるオープンデータ推進に関する検討会を現在立ち上げ、その中で、データ流通の促進や一元的なデータ提供環境の整備、交通事業者におけるデータ化促進などを取り組んでいく必要性について言及するとともに、中間報告では、地方部におけるオープンデータ化の推進を加速させていくことが重要であると述べています。情報部門、交通、そして観光部門が連携しつつ、県が主体的な立場で取り組みを加速すべきであると考えますが、いかがでしょうか。知事の前向きな御答弁を期待し、次の質問に移ります。
 五点目に、JR路線での利便性向上、とりわけ交通系ICの設置について質問をいたします。現在、私の地元田川市を走る後藤寺線や日田彦山線の一部では、交通系IC、いわゆるSUGOKAやSuicaでありますが、そういったものが使用できない、端末がついていない状況にあります。現状では、博多駅から田川後藤寺駅まで行くとき、もし交通系ICで入場した場合、新飯塚駅で一旦精算しなければなりませんが、そのことを知らずに田川後藤寺駅まで向かう人も多くおられるなど、極めて不便な状況になっています。
 田川市では、先日は知事も御臨席いただきましたが、田川伊田駅がリニューアルオープンをして、駅を核とした活性化に、現在地元が一丸となって取り組んでいます。また、県内には二つしかない複数自治体による観光協会である田川広域観光協会も、現在観光誘客に向けて積極的に力を入れているところであります。にもかかわらず、都市部では当然のように使われ、そして都市部からの誘客を望む田川地域においては、交通系ICすら使えないという状況、これは地元のひたむきな努力を水の泡にさせかねない、そういったものだと思います。また、目の不自由な方々など、障がいをお持ちの方にとっても、かざすだけで入退場ができる交通系ICはバリアフリーなサービスとしても極めて有用性が高いと考えます。
 そこで知事は、このJRの一部路線について、交通系ICが使えない現状についてどのように認識し、どのように取り組んできたのか、また、JR九州に対して強く要望していただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お答えをいただければと思います。
 以上、御答弁よろしくお願いいたします。(拍手)
7 : ◯議長(栗原 渉君)↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット)
◯議長(栗原 渉君) 小川知事。
*知事答弁
8 : ◯知事(小川 洋君)↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット)
◯知事(小川 洋君)登壇 お答えを申し上げます。
 まず初めに、コミュニティーバス等の経路検索に対する取り組みと、その現状でございます。スマートフォンやタブレットで経路検索ができるようにしていくためには、バス停の位置情報、それから運行時刻の情報、これらの情報を電子データによる標準フォーマットで作成する必要がございます。それを経路検索事業者に対し情報提供することが求められます。そのため県内市町村に対しまして、この経路検索によります効果、また標準フォーマットの必要性について研修を行ってきたところであります。これまでコミュニティーバスを運行しています県内四十二市町ございますが、四割強に当たります十八の市町でグーグルマップによる経路検索が可能となっております。前回の御質問から十五市町増加しているところであります。また離島航路につきましては、前回一町でございましたが、四市増加をいたしまして、運航しております五市町全てで検索可能となっているところであります。
 コミュニティーバスの経路検索が十分に普及していない原因でございますが、グーグルマップによる経路検索に対応していない二十四の市町ございますが、これらにつきましては、四つの市町が実施に向けて準備中であります。また、九つの市町がグーグルマップ以外での経路検索サービスを利用して、その検索が可能だとしております。七つの市町におきましては、必要な電子データの作成や更新に時間と労力、費用を要するため、実施のめどが立っていない。そして、残る四市町が地域外の方を利用対象者としていない、だから必要がないと、ですから検討していないと、そういうことを挙げておられるところであります。
 そこで、訪日外国人旅行者のコミュニティーバス利用時の利便性の向上についてお尋ねがあったわけでございますが、コミュニティーバスの経路検索ができていない、今申し上げました二十四の市町の中には、路線に観光地があり、経路をデータ化したいという市町が、現段階では九つの市町に上っております。このため、私ども県におきましては、来年度この九つの市町、これを対象にコミュニティーバス情報のデータ化、そして多言語化、これに関する勉強会を開催をするとともに、国のデータ化作成サポート事業、これを活用することを促していきまして、市町による多言語経路検索サイトへの掲載、これを支援していきたいと考えております。あわせてコミュニティーバス路線周辺の観光地、また飲食店の情報につきましても、その掲載を促すことによって、県内観光地の魅力の発信にも努めていきたいと思っております。
 次に、このサービス充実のためのオープンデータ化についてお尋ねがございました。JR九州や西鉄などにおきましては、既に経路検索が可能となっております。昭和バスにおきましても、来年度からの実施が予定されているところであります。今後コミュニティーバスの経路検索を推進していくことは、我が県の観光面における受け入れ環境の整備、あるいは地域交通の活性化といった観点からも有意義であると、このように思います。そのため経路検索の推進に取り組んでいきます市町村、これがふえていきますよう、先ほど申し上げました勉強会、あるいは地域交通に関する協議の場を通じた情報提供、また個別の助言を行っていき、経路検索に必要な電子データの作成というものを支援していきたいと思っております。また、県内市町村におきましては、保有する情報のオープンデータ化が、今進められておりますので、その一環として、今後作成される経路検索データについても、そのオープンデータ化というものを促していきたいと思います。
 次に、交通系ICの設置でございます。JR九州に対しましては、県、市町村、民間団体等で構成しております福岡県地域交通体系整備促進協議会、もう一つ、九州各県や各県議会で構成しております九州地域鉄道整備促進協議会、この二つの団体から、それぞれの会長を務めております私名で、久大本線、後藤寺線、筑豊本線などへの交通系のIC導入について要望しているところであります。JR九州は、現段階では費用対効果の面から導入は難しい、そういう立場をとっておりますが、引き続き各路線の利便性向上につながっていくよう、この交通系IC導入の実現に向けて、JR九州に対し粘り強く働きかけを続けていきたいと思っております。

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