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高齢者施設の虐待

2015年09月09日

 今日のニュースで、川崎市の「Sアミーユ川崎幸町」で2ヶ月で3人もの入居者が転落死した上、虐待が行われていた映像も流れていました。この「Sアミーユ」ブランドは、高齢者住宅事業最大手のメッセージと、積水ハウスの合弁会社です。最大手で業界では有名だっただけに、とてもびっくりしています。

 このような介護施設での虐待事例はなぜ起きるのか、ということについて同じく介護施設を運営している私の兄が「施設が閉鎖的だからだろう」と言っていたのが、とても心に残っています。

 確かに誰も見られていない状況下では、閉鎖的な環境の中、介護者は圧倒的な支配化に入居者をおくことが可能となります。一方認知症の方の自傷・他傷行為や尿失禁、徘徊に絶えず向かい合う必要のある介護者のストレスは相当なものです。

 介護者に対する研修や、オープンな施設づくり、職員配置のあり方など様々な方法がありますが、なにぶんそれを保証すべき介護報酬が年々下げられ、介護者の給与増につながらない現状はどうにかしないといけないのではないか、と思っています。

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