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福岡県はステージ3に移行すべき
2021年01月08日
小川洋福岡県知事は本日新たなメッセージを発出しました。そこで、本県の状況について、「本県はその前段階の「ステージ3」に該当せずに踏みとどまっております。医療提供体制も直ちにひっ迫する状況にはありません」と述べています。
しかし、国の新型コロナウイルス感染症に関する分科会の指標を照らし合わせると、既に一部でステージ3以上に該当する項目もあります。
そもそも、ステージ3とは「感染者の急増及び医療提供体制における大きな支障の発生を避けるための対応が必要な段階」とあります。
であるとすると、既に福岡県は連日300人超の新規患者が発生しており「感染者の急増」の状態であり、 その上「医療提供体制」の「大きな支障の発生を避ける」必要も十分にあります。
このことからも、私は、本県をステージ3へ移行は必要だと思います。
また、添付の資料の通り、ステージの設定においては、「最悪の事態を想定しながら、次の段階が起こりそうな兆しを早期に検知し、「先手の対策を講じる」ことが危機管理の要諦」であるはずです。
国の資料を見る限りでも、県はステージ3への移行を早期に行うべきですが、今日の知事のメッセージは県民に間違った印象を与えるのではないかと危惧します。
なお、ステージ3の場合「夜間や酒類を提供する飲食店への外出自粛の要請」などがありますが、その場合「補償をどうするか」という議論になります。
県としてステージ3もしくは4となった場合の補償について早期に議論して、県民にそうなった場合のシミュレーションを示すべきだと思います。