メジロの違法飼育が明るみに

2017年09月08日

　1年前、議会で訴えたメジロの違法飼育と密猟問題。その後、福岡県が飼育登録しているところを全件調査した結果が公表されました。
　元々メジロを含む野鳥を飼う（愛玩飼養）ことは、2012年（平成24年）からは禁止されています。しかしそのより以前に飼育しているところは、亡くなるまで飼育して良いことになっています。ただし毎年市町村役場での更新作業が必要です。
　このことを悪用して、43年間同じメジロということで登録し続けた（当然不正です）人がいることが、私の質問で明らかとなりました。
　その後全件調査をしたのですが、その結果は以下の通りです。

　検査件数　：270件
　適正飼養　：57件
　不適正飼養：102件
　飼養なし　：111件

　見ての通り、適正に飼育しているのはなんと登録件数の5分1しかありませんでした。
　また毎年登録しているにも関わらず、4割以上が「飼養なし」、メジロはいなかった、と言うのも極めて不自然です。そもそも今までどのような指導をしてきたのか、と憤ってしまいます。
　たかが野鳥、と思われるかもしれませんが、密猟によって絶滅した動物は数限りなくあり、自然保護を担う県行政としても、野鳥や希少な動植物の保護は大切な分野です。
　またメジロは「泣き合わせ会」などが行われ、綺麗な鳴き声をするメジロは数十万円で取引されていると言われています。
　しっかり正すことができよかったのですが、これからもしっかり注視していくとともに、様々な分野にしっかり取り組む県議として頑張っていきたいと思います。