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今年度の採用試験復活!しかし・・・

2014年04月22日

 本日、総務文教委員会が開催されました。

 3月議会で発生した、職員による議会資料改ざん問題は、改めて田川市経営評価改革推進委員会の神谷英二先生などにはかって、再発防止策を検討する、と答弁がありました。

 また職員の時間外手当の増加に伴い、本年度の職員採用試験をこれまで見合わせるとしていたものを、今年度も採用試験を実施するという形に方針転換しました。私も職員採用試験は行うべきだと訴えてきたので、この方針転換はとても良かったと思います。

 しかし!課題もたくさんありました。

 まずは世界記憶遺産推進室の事務の補助執行について。なにをどこまで事務補助をするのか詳細を決めていないことが分かりました。執行部は「大まかに決まっているが・・・」と述べていますが、すでに4月からは事務運営がされているのであり、明らかにずさんな運営です。しかも博物館運営協議会も昨年来未開催のまま組織変更を行っており、教育長も「把握していなかった」と苦しい答弁に終始。もはや行政運営とは言えないような一連の動きではないかと思います。

 そこまで急いで4月1日から組織変更する必要性が一体どこにあったのでしょうか。今回の件は不可解で不自然な事が多すぎて、なにか別の意図があったのではないかと思うぐらいです。

 続いて田川市立病院の「寄付金」問題。財団法人に寄付をしていますが、その後のお金の流れは結局分からず、それなのに「医師確保に貢献している」などと意味不明は答弁を事業管理者は繰り返しました。渡したお金について「それによる研究結果の中間報告はすでに出ている」という答弁もありましたので、この件は改めて整理して教えてもらうことになっています。

 最後に、田川市立図書館を来年度から指定管理者にするという話が急に報告されました。しかも書類にはなく口頭で述べるのみ。その上大きな政策変更であるにも関わらず、4月末に行われる本予算審議(なぜか6月議会で上程しようと思っていた関連予算もここに入れるようです)でそのための債務負担行為を計上したいという説明もありました。これには多くの議員から「拙速だ」「説明責任を果たしていない」と批判が続出しました。

 3月議会以来、明らかに不自然でずさんな行政運営が続いており、組織マネジメントがほとんど機能していないのではないかと感じずにはおれません。しかもそもそも3月議会で当初予算が否決されたばかりですから、議会説明は慎重に取り扱うべきなのに、これほどずさんな動きをするのはなぜなのか、と思います。

 4月末に行われる予算審議で、また色んな動きがあるかもしれません。

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