在宅医療的ケア児、福岡県が初めて実態調査を実施

2018年12月18日

　先日の県議会厚生労働環境委員会で、「福岡県２おける在宅の医療的ケア児者の実態調査」が報告されました。市町村・医療機関・訪問看護事業所など県内2814ヶ所に調査票をおくり、まとめたもので、福岡県としては、初めての調査になります。
　特に医療的ケア児者のうち、16.7％（47人）が「一人立ちできる」とあり、「つかまり立ちできる」も含めると調査人員全体の4分の1近くに登ります。これらの医療的ケア児者は、障がい者サービスを受けられない人も多く、以前から問題になっています。
　また「預け先があれば就労したい」と答えた介助者は21.3％おられ、サポート体制の充実が大きな課題です。
　2016年9月定例会において、在宅医療的ケア児者について、知事が「実態について把握してまいる」という答弁を頂き、そこから予算化されました。
　引き続き、医療的ケア児者の支援が充実したものになるよう、このデータをもとにしっかり訴えていきたいと思います。