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田川市の失業率は全国市区ワースト3位

2013年08月08日

 東洋経済新報社が毎年東洋経済別冊として「都市データパック」というものをつくっています。これは全国812市区を対象に、市の状況や他自治体の比較を行っているもので、私も毎年購入しています。

 その中で、2010年の国勢調査をもとにした田川市の完全失業率が掲示されています。以下はその数値です。

 

 完全失業率      12.8% (812市区中809位)

 若年層完全失業率  18.2% (   同   801位)

 

 田川市の失業率は全国でもワースト3位という極めて厳しい数字になっています。特に若年層(15歳~29歳)の失業率は2割近くにのぼっています。本当に厳しい状況を言わざるを得ません。

 またこの状況は筑豊地区の各市にも同様に言えます。以下はその数値です。

 

 飯塚市

 完全失業率      11.7%(812市中800位)

 若年層完全失業率  15.8%(  同   783位)

 

 直方市

 完全失業率       9.6%(812市中774位)

 若年層完全失業率  14.1%(  同   759位)

 

 嘉麻市

 完全失業率      11.2%(812市中795位)

 若年層完全失業率  17.6%(  同   799位)

 

 宮若市

 完全失業率      11.2%(812市中795位)

 若年層完全失業率  14.7%(  同   771位) 

 

 いずれも全国のワースト100位以内に入っており、労働環境が極めて悪化していることが分かります。いずれにせよ、この田川市の結果は本当にゆゆしき問題です。

 

 また所得の状況を見ても、福岡市の納税者1人あたりの所得が331.1万円に対し、田川市は254.4万円と福岡市の76.8%しかありません。隣の飯塚市も272.2万円であり、それより低いことが分かります。

 失業率と低所得の問題をいかに解決していくか。この点はもっと広域的な視点や充分な労働力の分析が必要です。色々勉強していきたいと思っています。

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