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データで見る田川市

2013年08月10日

  昨日書いた失業率だけではなく「都市データパック」を見れば、田川市の現状がクリアに見えてきます。今日はその点について書いていこうと思います。

 まず田川市の人口(2010年の国勢調査調べ)では50,605人で812市中551位です。

 その上で特色のある数字を以下述べていきます。

 

 地方税収入増減率:+1.4%(812市中30位)

 これは市に直接は行ってくる市町村税(市民税、法人市民税、軽自動車税、市たばこ税など)の増減率で、2008年度と2011年度を比較しての割合を書いています。他の自治体が軒並み下がっている中で1.4%でもアップしたのは珍しいと言えます。原因はなんででしょうね??ちなみに税収額は49億6千万円で812市区中597位と若干人口からの比較より低い数字になっています。

 

 製造品出荷額等増加率:+5.4%(812市中63位)

 これは経済産業省の工業統計で出された2007年と2010年を比較しての割合にあります。この製造品出荷額のうち「窯業」が22.5%を占めています。この多くはビンをつくる日本耐酸壜工業株式会社のことをさすのだろうと思います。これと地方税収入の増が関係あるのかもしれません(細かな分析が必要です)。

 

 

 人口1人当たりの小売業年間販売額:110.2万円(812市中196位)

 これは、2007年度に経済産業省が行った商業統計に基づくものです。かなり古いデータなので現在の状況を的確には表していませんが、この高さから言えるのは、田川市民は購買力が高いと言うことです。一方で納税者1人あたりの所得は254.4万円で812市区中639位と下位にありますので、このことからも所得は低いけど購買力は高いと言うことができるのではないでしょうか。その場合の貯蓄額も気になるところですが・・・。

 

 高齢者の労働力率:12.8%(812市区中807位)

 これは2010年の国勢調査で出された数字で、65歳以上の人口のうち、労働力人口(有就業率)を刺すものです。ようは働いている高齢者が少ないと言えると思います。これだけ少ないということは、働きたいと思う高齢者が少ないのではなく、高齢者が働く場がないと言うことが出来ます。これは先日示した失業率とも連動しますね。

 

 第3次産業就業人口割合:73.4%(812市区中91位)

 これは2010年の国勢調査で出された数字です。田川市の労働者はサービス業に就いている方が多いということが分かります。ちなみに第1次産業は1.7%(595位)、第2次産業は23.6%(498位)です。いわゆる失業対策を考える上では、雇用先が多くあるサービス業への雇用拡大が有効な手段と言うことになります。

 

 昼夜間人口比率:110.1%(812市区中34位)

 これは2010年の国勢調査で出された数字です。「昼間人口」とはその市の「夜間人口」から他の市町村へ通学や通勤をする流出人口を差し引き、その上で他の市町村からの流入人口(通勤・通学者)を加えたものです。買い物等は入りません。これから見えるのは、田川市が田川郡地域を中心とした地域からの通勤・通学者が多いと言うことになります。その点では田川市の経済活動が田川郡など他の市町村の生活にも大きな影響を与えていくことになります。田川市の経済政策の重要性を感じます。

 

 持家世帯比率:53.1%(812市区中734位)

 これも2010年の国勢調査で出された数字です。持家世帯が少ないと言うことはアパートや市営住宅の比率が多いということです。田川市の場合、全世帯の約25%が市営住宅等に居住しています。これだけを見れば全国の約870市のうち第5位と極めて高い数字になっています。持ち家の場合、地域コミュニティへの参画がアパートに比べ容易であることや、市にとっては固定資産税など税収入も期待できることから、今後持家比率をあげることをいかに行っていくかを考えて行くべきだと思います。

 

 人口1万人当たり病院・診療所数:11.6ヶ所(812市区中42位)

 これは厚生労働省の「医療施設調査」として、2011年10月1日現在の数で出されたものです。このことからも田川市に開業医を中心に病院が極めて多いことが分かります。元々福岡県は病院数も多いのですが、田川市の場合は炭鉱時代の疾病数の多さと関係しているのかもしれません。

 

 人口1万人当たりの医師数:32.9人(812市区中80位)

 これは厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師調査」を2010年12月末に行った結果の数字です。上の病院数と連動するものです。この2つの事からも、田川市は医師の数が極めて多いと言えると思います。

 

 人口1万人当たり交通事故発生件数:112.29件(812市区中797位)

 これは2009年に総務省「統計で見る市区町村のすがた2012」の調査結果です。この件数は物損のみは含まれません。ご覧の通り最下位層に入っており、田川市は全国でも交通事故が人口比からすれば極めて多いことが言えます。これは今後の交通安全施策を構築する上でも非常に重要なデータです。交通事故の状況をしっかりつかみ、改善する必要があります。

 

 人口1万人当たり刑法犯認知件数:238.31件(812市区中783位)

 これも2009年に総務省「統計で見る市区町村のすがた2012」の調査結果です。またこの数字は交通事故関連のものは入りません。この点からも田川市は残念ながら犯罪の多い街であることが言えます。犯罪の種類や傾向はなんなのか、そこから見える生活の課題や解決策はなにか、などきめ細かな、そして長期的な対策の必要性が急務です。

 

 以上特色のあるデータをピックアップして掲載しました。データで田川市を見ると、田川市の課題が少しはクリアに見えてきたのではないでしょうか?私もしっかりデータを集め、分析し、政策をつくっていこうと思います。

 

 



 これが本です。政治家としては必要な本の1つと思いますが、定価は6300円と高いです。ただ値段の価値はあります。

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