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県規則違反の職員長時間労働を質問

2022年03月11日

今日は、県議会予算特別委員会。私は「県職員の長時間労働について」を質問しました。

 この2年、コロナ禍によって県職員の長時間労働は深刻な状況になっています。その中で、県が定めた時間外労働の上限規制(月45時間、年間360時間など)に違反する職員が知事部局職員の実に1割を超え、延べ人数では規則制定後最多となっていること、また県人事委員会報告・勧告でも、長時間労働についての記載が年々増えていることなどが明らかとなりました。

 この「限度時間を超過した時間外勤務」をした県職員は、実数で以下の通りです(カッコ内は延べ人数)

2019年度 833人(1381人)

2020年度 787人(1506人)

2021年度 789人(1662人)

※(但し2021年度は2022年1月まで)

となっており、延べ人数では、規則制定以降最高となっています。

 県としても「『限度時間を超過した時間外勤務』の解消も含め、時間外労働の是正は大変重要な課題」としつつ、来年度、新しい取り組みをしっかり取り組むことが表明されました。

 県の規則違反は、地方公務員法第32条の公務員の法令順守義務にも反します。このようなことを規則制定以降ずっと続けていること自体、大きな問題だと感じます。

 引き続き、この問題は任命権者であり、副知事時代は「県庁における働き方改革推進本部」のリーダーでもあった服部知事にお聞きすることにしました。

 公共分野ですらこの状況で、民間企業は守るはずはありません。またこれだけの規則違反状況を、「仕事の仕方」で解消できるはずがないと思います。県職員の増員も、我が会派の代表質問で求めてきましたが、改めて訴えていきたいと思います。


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