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武雄市図書館&伊万里市民図書館へ

2013年10月10日

 今日は田川市議会総務文教委員会で武雄市図書館と伊万里市民図書館を視察しました。

 まずは武雄市図書館へ。



 全国的にも有名になった図書館で、開館後半年で50万人を超える来場者が訪れているそうです。

 全国からも視察が来ており、



見ての通り、こんなに多くの議会関係者が視察に訪れています。これだけでも地域経済にはかなり貢献していると思います。

 視察ではまず施設の概要の説明がありました。全体で7億5千万円の改修費用が掛かっており、そのうち4億5千万円が武雄市が負担、ツタヤを経営するCCCが3億円を負担する形になっています。

 武雄市図書館の指定管理者については随意契約を締結し、7月に臨時議会、そして翌年5月には開館ですから、かなりタイトな日程になっています。議会での十分な審議がどこまでされたのかが気になるところです。

 またツタヤへ指定管理者を委託する経緯も市長の強烈ともいえる思いがあったことが市職員から説明されました。本来はある種高邁でもっともらしい理由がこのような事業にはついてくるのですが、そのような説明は全体的にはほとんどありませんでした。しかし、これだけ人気を博しています。その点でも公共調達のあり方を根本的に考え直す必要も感じました。



 室内はこのような形でした【撮影許可をいただいて掲載しています】。図書購入費は年間1300万円とのことでしたが、売り物の雑誌だけで600タイトル、また売り物の書籍を自由に読むことができますので、その部分で埋め合わされているところがたくさんあると思います。ただ私は売り物の書籍をゆっくり読むのは、体験しましたがなかなか慣れず、結局買いました。

 図書館内にはスターバックスもあり、コーヒーを飲みながら本を読むことができるのも特徴です。人口5万人と田川市と同じ規模ですが、面接は約4倍弱ということで、田川市よりずっと田舎の地域です。そこでこれだけスタイリッシュな図書館があるのは市民にとっては、特に若年層にはうれしいことだと思います。

 

 その後は伊万里市民図書館へ。



 伊万里市民図書館は、施設建設時から図書館をこよなく愛する市民がたくさんかかわって作られた図書館で、図書館内部には、細部にまで十分に検討されたと思われる設備が整っていました。

 運営でもボランティアのメンバーが随所にかかわっていました。保育園などに移動図書館と一緒に行って読み聞かせを行うのもボランティアがかかわっていました。レファレンスサービスも充実しており、司書の動きもとてもてきぱきしていて、すばらしいと感じました。

 館内には読み聞かせ専用の場所もあり、雰囲気も落ち着いた感じでとてもよかったです。

 運営方式は真逆とも言える二つの図書館でした。しかし武雄市図書館(人口5万人)は図書購入費1300万円、伊万里市民図書館は1800万円(人口5万6千人)、かたや田川市はわずか800万円です。伊万里市民図書館の館長さんも「800万円ではかなり厳しいのでは」とおっしゃっていましたが、私も心からそう思います。

 参加された議員さんも、とても良い刺激になったとおっしゃっていました。ぜひ今後今回の視察をきっかけとして、市議会としてもしっかり田川市立図書館の充実を訴えていかないといけないと思います。

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