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国立工芸館・小松空港
2020年11月06日
今日は、石川県へ。
まずは、10月25日に開館したばかりの東京国立近代美術館工芸館を視察しました。議員視察としてはこれが初めて、ということでした。
国立工芸館は、政府機関の地方移管に伴って移転された建物で、石川県と金沢市が建設をはじめとした整備費を負担して設置されました。
施設は、旧陸軍施設「旧陸軍第九師団司令部庁舎」(明治31(1898)年建造、元は司令部執務室)と「旧陸軍金沢偕行社」(明治42(1909)年、元は将校の社交場)を移築・活用したものです。なお、展示室部分は鉄筋コンクリート造で復元・新築しています。
隣接した場所には県立美術館、県立博物館がそれぞれあり、今後連携した取り組みも模索していくとのことでした。
金沢市は、空襲を受けなかったことからも金沢城跡、兼六園、武家屋敷や古い建物などが、きれいに残されており、お城周辺はとても素晴らしい空間となっています。
福岡県も、県立美術館の建て直しが決まっています。とても参考になりました。
続いて視察した小松空港は、管理者が防衛大臣(自衛隊)である民間との共用空港で、直近では年間150万人が了解する北陸の拠点空港です。新型コロナウイルス感染症にともない、大幅に利用客が減少しているものの、台湾や中国などの国際線や国際貨物便などが以前は就航しており、最盛期は到着口が手狭であったとのことでした。
今後、空港の中期計画を検討する委員会も立ち上げており(現在は新型コロナウイルス感染症で休止中)、また北陸の観光やビジネスの利用促進策を積極的に打ち出しているのが印象的でした。