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改ざん資料を議会に提出、予算案も委員会否決

2014年03月10日

  昨日の総務文教委員会で、総務課提出の資料に意図的な改ざんがあったことが報告され、謝罪するという出来事がありました。

 それは、職員の時間外労働時間について、本来行った時間より最大で100時間も減らして議会に関係資料として提出した、というものです。

 理由としては「時間外勤務の適性管理に関し、指導、助言及び模範を示す立場にある総務課職員が時間外勤務上位者に5名も名を連ねることは、組織経営において示しが付かないと判断し、総務文教委員会において虚偽の報告を行った」とあります。

 そもそも改ざんした資料について「おかしいな」と思ったのは私です。それは総務課人事係および情報推進係の時間外勤務時間において「他課応援等」という名の時間外勤務時間が人事係に267時間、情報推進係に98時間もあったからでした。特に情報推進係は専門職で、他課が応援に入るのは考えにくく、「定期異動時パソコン設定作業等」という理由がよく分からず、この数字の根拠を示すように委員会で要望しました。

 すると、提出のあった資料をこれまた改ざんして提出。しかもそれはなぜか総務部の一部の係の職員6名のみで、それもよく分からない状況でした。そのうちの2名に「本当に残業をしたのか」と聞くと、2名とも「残業を行った」と述べており、これも総務課職員と口裏を合わせていたと、後で知ることになります。

 そのほかにも残業を行った証拠として給与明細書を議会事務局職員が取りに行った際に、少し目を離したスキにつくりあげたりまでしていました。最終的には次の日に全部白状するという結果となり、今日の総務文教委員会での報告となりました。

 これは刑法第156条の「虚偽文書作成等罪」に該当すると考えられますし、地方公務員法33条「信用失墜行為の禁止」にも該当すると思います。発表前には総務文教委員長と議長・副議長が対応を協議したとのこと。まずは所管の総務文教委員会に報告、その後全議員に謝罪もかねて報告し、本会議で市長が公式に謝罪等を行う予定になっています。

 数字の改ざんとは前代未聞で、議会としても騒然となっています。また今後執行部から出される資料について、なにを信用すればいいのか、ということにもなります。

 また当初予算に関しては、本件に関しての疑義に加え、私は特に世界記憶遺産関連の予算や機構改革について問題があるという点も含め反対をしました。

 それは教育委員会・文化課所管の「田川市石炭歴史博物館」について、なにも聞かされていない状況下で首長部局である世界記憶遺産推進室が「田川市石炭歴史博物館の組織の整理に関する検討委員会」を2月に急きょ立ち上げ、4回の会議で石炭歴史博物館を首長部局にもっていく、と結論づけたからです。これはなぜか田川市事務分掌条例にも「あえて」変更しないようなつくりにしており、その時点で多くの議員から批判の声があがりました。

 特にこれの不自然な点は、所管である文化課も、田川石炭歴史博物館長もこの委員会の様子を全く知らなかったという点です。そして結果だけを渡されるという始末で、もはや組織の体をなしていないのではないかと思うような話でした。

 博物館法第19条は「公立博物館は、当該博物館を設置する地方公共団体の教育委員会の所管に属する。」とあり、教育委員会にあるべきなのですが、権限は全て首長部局においた上で、「補助執行」という脱法行為とも言える状況で、体制をつくっています。しかも今年の2月に発足させ、わずか4回の会議で結論づけていることも、非常にお粗末としか言えませんし、このようなことを前提とした予算編成にはもはや賛同できない、と判断しました。  結果は賛成2名、反対4名で総務文教委としては反対多数で否決という審査結果に。本会議で否決となる可能性も出てきました。





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