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第24回全国自治体政策研究交流会議に参加
2007年08月24日
今日は「第24回全国自治体政策研究交流会議」に参加するため、京都府舞鶴市に来ています。明日行われる自治体学会総会と同時期におこなわれるもので、明日の総会も含め約800名の自治体職員・研究者・地方議員などが参加をします。
会場は
800人を超す人々が参加をしていました。
最初は山田啓二京都府知事が基調講演。垂直的ガバナンスから水平的ガバナンスへの転換に向けた問題や、今の国が行っている地方分権改革の問題点についてなどを述べていました。特に近年の国が行う政策については痛烈に批判をしていました。彼も元々自治省官僚なのに、ここまで踏み込んで言うのか、という印象でした。
しかし「それは基礎自治体のすることなんじゃないかな?」というのも何個かありました。分権改革は国から都道府県に権限を移行すると同時に、国から市町村、または都道府県から市町村に権限が移行することも重要です。そのなかで広域行政ということで基礎自治体の事務に手を入れることは極力なくしていく努力も必要と思います。
また都道府県の事務も間接行政より直接行政のほうが多い、と山田知事は行っていましたが、警察・教職員を除いた一般行政職のなかではどういう割合なのかは示されませんでした。勝手な推理ですが間接行政のほうが多いのでは、とも思いますし、なによりも県職員は間接行政をしているという意識が大半でしょう。
その後のパネルディスカッションでは、大学時代の恩師である富野暉一郎先生もパネラーで講演が行われました。
内容は多岐に渡りましたが、共通していたのが国→都道府県→市町村、または市町村→住民といった垂直型のガバナンスから早急に転換を図り、協働型の水平型ガバナンスへ転換しよう、ということでした。
本当にそのとおり。この意見をぜひ田川市にもぶつけていきたいと思います。
またそのディスカッションで地元舞鶴市で街づくりに取り組んでいる方が「市役所の中にいて、どんな企画ができるんだ」といっていたのが印象的でした。
それも本当にそのとおり。「本を捨てまちに出よう」ではありませんが、どんどん外に出て課題を肌で感じることもとても重要です。もちろんこれは議員にも言えますが。
夜は・・・
交流会に参加しました。そのとき地方自治の権威で、地方自治に関する著書を多数出してある大森彌(わたる)東京大学名誉教授とも話す機会がありました。大森先生の本には論文や議会活動における指針などでとても助けてもらっています。
感激のあまり
記念写真まで撮りました(^^)
その後も多くの自治体職員や研究者の方々と交流を深めました。30人以上とは名刺交換をすることができ、そのたびにお互いの自治体のこと、今の地方自治の問題点などを話しました。ほんと自治体学会に入っている自治体職員の方々は、とても問題意識を深く持っていて、ビンビン刺激を受けました。
明日は自治体学会総会に参加。私は「市民の議会は可能か」というテーマの分科会に参加予定です。いろんなものを学んで、頭を磨いていきたいと思います。
ちなみに昼は
地元名物の岩ガキ丼を頂きました。とてもおいしかったです(^^)あと肉じゃがの発祥の地(自称)とのことです。