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マニフェストを持て!そしてチェックしろ!

2007年08月27日

今日は福岡県市議会議長会主催の議員研修会に参加。人数がそんなにいないのかな、と思っていたのですが、700~800人ぐらいの方々が参加をしていました。

 

まずは元三重県知事で今は早稲田大学公共経営大学院教授の北川正恭さんの講演が行われました。

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マニフェストというものが、現在の選挙における有権者の選択においてどれだけ大きな価値を閉めているのかを、事例を踏まえて紹介しました。

 

例えば北海道恵庭市長選では、多くの政党・団体から推薦をもらった現職に対して、告示まで一ヶ月少しまえに立候補表明した人が、分かりやすい絵本型マニフェストを作成し、それによって現職を破った、という事例です。

 

ここで北川さんが何度も言っていたのが「『こういうもんだ』『これが当たり前』という既存の感覚から立ち位置を変えてみてはどうか」と言うこと。これまで行政がこういう方法をとってきたから、とか、これは先例がない、とかによって従来の枠組みの中で考えている限り、ダイナミックは改革はできない、ということです。なるほど、そのとおりです。

 

また、ローカルマニフェスト推進ネットワーク九州代表の神吉信之さんが同じく九州の事例について述べていました。議員のマニフェストもさることながら、まずは議員が首長のマにfストを検証することから始めていくのも重要だといっていました。

 

ちなみに我が田川市でも今回の市長選でマニフェスト型の公開討論会が行われ、現市長はしっかりマニフェストを出しています。その検証を市民らと一緒に我々もやっていこうと作戦を練っているところです。

また国土交通省九州地方整備局総務部長の渋谷和久さんが「コンパクトなまちづくり」と題して講演を行いました。

 

渋谷さんが中心市街地の活性化で重要な項目として「集客ではなく、中心地人口を増やすこと」をあげていました。しかし現状ではその視点をしっかりもって中心市街地の活性化を行っているところは数少ないことも付け加えられました。

 

これは田川市でも言えることです。後藤寺・伊田の中心地の住宅は次々と空き家になり、郊外には大規模な住宅団地が造成されます。公共施設も同様に郊外に出て行きます。バイパスを見ると中央資本のショッピングセンターが建ちならんでいます。

 

場当たり的な商店街活性化ではなく、都市計画・住宅政策など、多方面から見ていかない限り、根本的な解決にはならない、ということです。

 

ちなみに渋谷さんは年間50回ぐらいの講演をこなしているということです。少人数でも声をかけられたらすぐに行くそうなので、ぜひ関心がある方はお声かけして、お話を聞いてみてはどうでしょうか?

 

しかし福岡県内のこれだけの市議会議員が意識改革をしたら、絶対もっと福岡県はよくなるだろうな、と思います。私も地域で今日聞いたことを還元していければと思います。

 

帰りは社民党市議会議員団で一般質問について打ち合わせ。みんなで色んな方面で切り込んでいこうということになりました(^^)

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