本文の始まりです
協働なんて使うな。
2007年09月13日
今日は本会議で、一般質問が行われました。計6名の方が登壇され質問を行いました。
そのなかで社民党市議会議員団の代表質問に立った香月隆一市議がパブリックコメントの実施、そして早急なタウンミーティングの実施を呼びかけました。
しかし市長はパブリックコメントについて
「議会や区長がいるから」
と必要性を感じない発言をし、タウンミーティングも
「さわやかご意見箱で意見をもらっている」
として拒否。
また少人数学級についての質問では
「昔は50人学級でもしっかり育っていた」
と、今の少人数学級を求める意見そのものがおかしいと捉えられる発言も飛び出す始末。よほど今の現状を理解していないんでしょう。
まず理解しないといけないのは、議員も区長も市長も市民に対して白紙委任状をもらっているわけではありません。だから地方自治法に直接請求権が付与されているんです。また多様化したニーズに的確に対応するために市民との対話が重要だと、何度も市長は言っています。それと今回の発言は正反対のものです。第一、地方自治の世界では必要不可欠だとされ、既に都道府県レベルや多くの自治体で取り組まれているパブリックコメントにいまだに難色を示すとは・・・。
また「さわやかご意見箱」なるものは、市の施設数箇所にしか置いておらず、とても限定されます。また意見を書く紙に記述する方式なので、全盲の方など障がいを持った人は意見がだせない仕組みになっています。そのほかにもどんな質問が出たのかさえ全く公表していませんし、その意見をどのように市政に反映させているのかも分かっていません。これも市長は「市民との協働」と言うんでしょうかね。
いくらなんでも、これはひどすぎる。ほっっんとに、こんな状況で執行部には「協働」という言葉は使ってほしくない。協働という言葉に泥を塗るだけです。
今日はいろんな意味で落胆し、そして今の田川市の現状を再認識させられた本会議でした。
で、明日は私の一般質問を行う日です。2番目なので午前中(10時30分~11時ごろから)に行います。もしよかったら傍聴においでください。