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総務文教委員会の詳細報告

2007年09月19日

まずはごめんなさいから。「コンタクト」の部分が送信を押しても、送れない状況になっていました。別に意見をもらいたくない、というわけではありません、もちろん。

 

もう復帰していますので、ぜひ送って下さい(^^)

 

 

ということで、昨日行われた総務文教委員会の審議内容を掲載します。

 

かなり長いですよ、覚悟して下さい(^^;

 

1.財政課

①議案第45号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 

2.企画課

①議案第45号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 東京・有楽町で田川市の特産品などをアピールする「地域プロモーション事業」の予算70万円などを計上。

 

②議案第50号  過疎地域自立促進計画の変更について

 → 過疎地位自立促進計画に石炭記念公園整備を追加。

 

③事務報告    田川市第4次総合計画実施計画について

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 → こんな感じの計画書類を確認。

 

3.人事課

①議案第48号  田川市職員の退職手当に関する条例等の一部改正について

 

②議案第45号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 企業誘致に向けた研修で福岡県大阪事務所へ1名を派遣(H19.7~H20.3まで。その後1年延長予定)。また市町村税務職員実務研修で1名を派遣(H19.9~H20.2まで)。そのための補正予算。

 

4.市民課

①議案第49号  田川市手数料条例の一部改正について

 → 戸籍業務の電子化に伴う改正。

 

②事務報告    1:戸籍事務電子化の進捗状況 2:その他

 → 戸籍事務の電子化は現在戸籍は平成19年11月19日(月)より、除籍等は平成20年2月20日より。全国的に問題になっている年金着服問題については、本市は昭和34年以来処分者はいないとのこと。

 

5.税務課

①事務報告    第3回特別滞納整理班による戸別訪問の結果について

 → 構成人員:管理職及び税務課職員103名

   実施期間:平成19年8月3日 ~ 8月9日(7日間)

   実施内容:担当者1名あたり8件程度の市税滞納者を対象とした戸別訪問を実施。

   対象世帯等:市民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税の滞納者627世帯741件、滞納額94,630,653円

   結果:完納80件2,032,800円 一部納付45件845,300円

   ちなみに滞納者には

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こんな書類を配ったとのこと。

 

6.学校教育課

①議案第45号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 

②請願第2号   船尾小学校の統廃合の反対に関する請願

 → 学校教育課は当該請願に対する資料を提出。ほぼ請願に対する反対意見に近いものだった。結果は継続審議。

 

7.学校総務課

①議案第45号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 猪位金中学校、田川中学校の校舎耐震化事業に1300万円計上。

 

②事務報告    田川市中学校給食実施協議会の設置について

 → 教育関係部課長、小中学校長の代表、栄養教諭代表、教職員代表、PTA代表、田川市立学校食育推進委員会の代表者で構成。

 

8.生涯学習課

①議案第45号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 武道館のあり方に関するアンケート実施予算32万円などを計上。

  

9.文化課

①議案第45号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 博物館野外展示場の屋根設置予算6000万円などを計上。

 

②請願第3号   「炭坑記念物」の保存に関する請願

 → 石炭記念公園内の竪坑櫓、2本煙突の夜間照明を実現してほしいというもの。結果は継続審議。

 

10.その他

①総務文教委員会視察について

 → 10月17日~19日に決定。自治体コンプライアンスなどに関する先進自治体を視察。

 

以上です。

 

少し意見を・・・

 

全体的には予算の組み替え(そもそもの立ててあった予算を、担当が別の課になったので予算も移す)や、臨時職員の給与、地方交付税の確定などによる変更などが主なものでした。

 

企画課が出している過疎地域自立促進計画の変更は、過疎債の適用が受けられる事業を、石炭記念公園の2本煙突と野外展示場の屋根設置に使うために変更するものです。

 

では過疎債という借金のメリットはというと、過疎債全体の約7割を国が肩代わりしてくれるというところです。簡単に言えば100万円の借金をしても70万円を国がみてくれるという代物です。

 

こんなオイシイ制度は、どの自治体もできるわけではなく、「この自治体は過疎地域ですよ」と認定を受けないと、使うことはできません。その認定は人口減少率などをもとに決められます。

 

また過疎債の限度額も決まっていて、田川市では数億円(詳細は後日)程度となっています。

 

なので、6000万円かかる屋根設置も、田川市自体が出す金額は少なくなるというものです。そういうと、お金がふってきたみたいですが、国の税金ももとは皆様の税金。しかし、役所内(議員も含め)の感覚としては、ふってきたという感覚になるのが一般的です。

 

税務課の特別徴収は、それなりの実績は出ましたが、まだ9000万円以上の滞納額からしたら、割合は3.04%とわずかな金額です。滞納問題を根本的に解決していくためには、もっと制度的に滞納問題を考えていく必要があるでしょう。

 

戸籍事務の電算化は長年の懸案事項だったので、良かったと思います。

 

船尾小学校の統廃合の反対に関する請願に対する学校教育課の姿勢は、意図的に否定的な意見を出しているような構図になっていました。本当は委員会の中で参考人として地元の方の意見を聞きたいところですが、それは前回ダメになったので、今後も独自で聞いていこうと思います。

 

教育総務課の「田川市中学校給食実施協議会」の設置は、実はすでに設置済みのものです。8月20日に行われた総務文教委員会では全く触れられず、本会議で初めて明らかになったものです。しかし8月30日に発足となっているんですから、8月20日の時には既に設置が決まっているはずです。

 

そもそも中学校給食の実施は、長年の懸案事項。それだけに議員や市民にとっても、しっかりと議論しなければいけない項目なのに、意図的に隠すような行動は、どうかと思います。こんなところでも田川市の閉鎖的な姿勢と、情報公開の不足を見てしまいます。

 

生涯学習課の補正予算は反対しました。武道館のあり方についてアンケートを行うために32万円計上していることに対する反対です。

 

そもそも武道館はアスベストが発見され、その除去作業が行われて以来、耐震問題などもあり長期間閉鎖しています。そのような中で「どうしたらいいですか?」っていきなり行政から聞かれても、市民は困るだけです。

 

しかもアンケートなんぞは、質問次第で世論操作はいくらでも可能です。そんなことを考えると、本当に意味があるのか、と思っています。32万円の計上なんて、2億円以上の補正予算全体からしたらわずかなものに感じます。しかし、32万円って私の手取りより断然多い金額ですし、多くの同世代も同じでしょう。まさに「コスト意識」はこういうところからこそ見ていかなければならない、と思っています。

 

・・・、と非常に長くなりましたが、総務文教委員会の報告でした。こうやって具体的に見れば、田川市の役所内でどのような議論がされているのかが見えると思います。

 

ちなみに今回掲載した中で、なにか疑問に思ったこと、聞きたいことがございましたら遠慮なくご連絡ください。

 

しかし本当は、こんなのもどんどん田川市のHPに載せればいいと思うんですよね。

 

話は変わり・・・

 

今日は議会はなかったので、議会中でバタバタしていたため行えなかった、後援会活動などを行いました。地道な作業もまた政治家の仕事です。

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