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総務文教委員会視察2日目(滋賀県甲賀市)

2007年10月18日

今日は滋賀県甲賀市に行政視察でした。ということで朝、京都市から、甲賀市まで移動。

 

公共交通が発展しているので、全て電車でした。

 

甲賀市は3年前の合併によってできた市で、人口は95000人。現在第二名神道路が市内を東西に切る形で作られており、もう少しで供用開始とのこと。現在も人口が増え、財政も田川市よりいろんな点でよい自治体です。

 

視察は

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こんな感じで話を聞きます。

 

甲賀市は、「法令遵守の推進条例」について説明を受けました。これはいわゆる「コンプライアンス条例」で、同じく滋賀県近江八幡市を皮切りに、今全国に波及している条例です。

 

これは行政に不当要求行為があった場合、どのように対処をするかを明確に条例化しています。例えば職員に不当要求行為があったら、それを上司に連絡、その後コンプライアンス・マネージャー(総務部次長)という方が対応を検討、その後一定の解決がない場合は、部長級のコンプライアンス推進管理者に連絡され、コンプライアンス委員会やコンプライアンス審査会が対応を協議、最後は市長が不当要求行為者に勧告をするという形です。

 

簡単に言えば、不当要求行為をこれまで「点」で対応していたのが、「面」で対応することができるようになったというものです。

 

これだけでは、他のコンプライアンス条例とあまり遜色がないのですが、ここのすごいとことは、大きく2点あります。

 

それは

 

  1. 職員の定義を一般職員だけではなく、非常勤職員や市議会議員も対象としていること。
  2. 上司からの命令で明らかな法令違反がある場合は、部下の職員は命令撤回ができるしくみになっていること。

 

です。

 

例えば、市議会議員に市民が不当要求行為をした場合も、この条例で対応することができるというものです。

 

また命令撤回を規定したのは甲賀市が初めてではないかと思います。これまでの行政内部の不祥事は、上司が部下に命令し行わせたケースが多数あります。そのなかでこういう条文があれば、上司にとっても不法行為を抑止できますし、部下も発言する権利をもてるので、行政運営が行いやすくなると思います。

 

・・・、こんな感じでここでの視察は終わりました。

 

最後市役所前で

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記念撮影。私の右下は議会事務局の方、そのほかは議員の皆さんです。

 

ちなみに甲賀市は信楽町とも合併した自治体なので信楽焼も見に行きました。あのタヌキで有名なところです。

 

まちにいくと

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こんな風に所狭しとタヌキが売られていました。

 

その後は

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京都駅で食事をし(写真は京都駅の中です)

次の宿泊地である

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大阪市へ移動。大阪駅近くのホテルに泊まりました。

 

夜は懇親会をしました。議員はそれぞれいろんなフィールドで活動しているので、その話を聞くだけでもとてもとても楽しかったですよ(^^)委員会ではケンケンガクガク議論しても、こういうところでは楽しくお酒が飲める関係は、とてもいいですね。

 

という感じで、今日は終了。明日は箕面市です。

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