本文の始まりです

船尾校区の皆様、本当に申し訳ございませんでした。

2007年12月12日

今日の総務文教委員会で、総務文教委員長を除いた採決で、賛成5人反対2人(私と柿田議員)の賛成多数で、船尾小学校の統廃合に関する条例改正は可決されました。今度本会議で審議がされます。

 

午後1時15分に始まり、1時50分には採決が終了。わずか35分間の審議でした。

 

一度も「統合決定の論拠」を船尾校区の住民に示さず統廃合を決定したことは、前回言ったとおり、

 

住民が言ってきてもどうしようもないぐらいの段階で、説明会をしよう。

 

という学校教育課・教育委員会の姿勢が予想通りでたものでした。

 

学校教育課の担当者をはじめ執行部は、実に淡々としたものでした。市長も同席していたのですが、市長は相変わらずちょっと言うと血相を変えて怒り出す始末。ほんとどうにかならないものか、と思います。

  

ちなみに我が市長は「住民参加を常に考えている」らしいですが、一方で「住民説明会には12月25日だけ参加し、あとの交渉には参加しない」と断言しました。「市長と語る会」も行わず、しかもこんな調子でなにをどうしたら住民参加としていると言えるのか、私には理解ができません。しかも参加は協働の前段階ですから、今回で協働には達していないと市長が認めたことになります。

 

この問題のもう一つの大きな問題は、今回の決定によって今後の執行部の決定も同じような感じで進むのではないか、ということです。これだけ乱暴に条例提案をしても議会はOKするのですから、これからも同じ方法で決めていく可能性は大いにあります。

 

市長も我々市議会議員も市民から白紙委任されているわけではありません。特に学校のような社会的に密接に関係する施設は、特に市民との議論は必須です。しかしそれは一度もかないませんでした。

 

船尾校区の皆さん、本当にこういう結果になってしまって申し訳ありませんでした。

 

正直これまでの議論の中で「こう言えばよかった。ああしとけばよかった」と思うところも多くあり、その点では私の非力によるものも大きく、自分の力のなさに反省と落胆をしているところです。

 

この条例案は21日に本会議で審議をされ、このままでは可決・成立し、船尾小学校は統廃合することが決定することが確実です。今後のことは、また各方面から考えて訴えをしていきたいと思います。

 

以下、総務文教委員会の報告・・・

 

以下は総務文教委員会で審議した内容を書いています。ちなみに、「議案」は委員会の議決が必要ですが、「事務報告」は報告なので採決はありません。 

 

1、財政課

①議案第54号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 勧奨退職等に伴う退職手当の歳出増に対応するため

 可決 

 

②議案第64号  平成19年度田川市一般会計補正予算(追加)

 → 人事院勧告に伴う給与の見直しのため

 可決

 

③請願第8号  地方財政の充実・強化を求める意見書提出に関する請願

 → 地方財政の不均衡是正に関する意見書

 採択

 

④事務報告  平成19年度から24年度までの財政見通し(普通会計)

 → 平成22年度より赤字決算となることが予想されるとのこと

 

2、企画課

①事務報告  田川市第4次行政改革大綱に基づく行財政改革(中間報告)について

 → 行政改革の現在までの進捗状況について報告

 

3、人事課

①議案第54号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 勧奨退職11名に対する退職手当の所要額の増額分2億6593万円

 可決

 

②議案第70号  田川市職員の給与に関する条例の一部改正について

 → 人事院勧告に基づき、若年層職員の給与及び扶養手当、期末勤勉手当の増額。

  • 給与では平均月額1373円の増(本市31歳以下の職員161人)
  • 扶養手当では月額500円の増(全職員中229人)
  • 期末勤勉手当は0.05か月分の増(年額18425円)

 可決

 

③議案第64号  平成19年度田川市一般会計補正予算(追加)

 → 人為印鑑国に基づく給与改定による所要額1225万円の増

 可決

 

4、学校教育課

①議案第72号  田川市立小学校設置条例及び田川市立幼稚園設置条例の一部改正について

 → 船尾小学校の統廃合に関して審議。

賛成5反対2可決

 

②議案第54号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → ピアノ等教育機器を購入するための費用

 可決

 

事務報告  ①平成19年度全国学力・学習状況調査の結果について②訴訟告知の取扱について

 → いわゆる全国一斉学力テストの結果、小学校・中学校共に相対的に全国平均より学力が低いという結果となった。②は教員が生徒を提訴した案件。市教委としては中立の立場でいくとのこと。

 

5、市民課

①議案第60号  戸籍事務を電子情報処理組織によって取り扱うことに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について

 → 番地を「0000番地の2」から「0000番地2」へ変更する等での条例改正。

 可決

②議案第54号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 嘱託職員の任用に伴う費用増。

 可決

 

6、税務課

①議案第71号  田川市市税条例の一部改正について

 → 国民健康保険税の特別徴収(天引き)を可能にする条例

 賛成5反対1可決

 

②議案第54号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 嘱託・臨時職員の任用に伴う費用増

 可決

 

③事務報告  福岡県森林環境税の導入について

 → 個人県民税均等割を支払っている県民約200万人より年額500円徴収、法人は約10万社が県民税均等割りの5%(年間1000円~40000円)を負担。

 

7、教育総務課

①議案第54号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 学校技術員センターの運営経費

 可決

 

②事務報告  田川市中学校給食実施協議会の報告書について

 → 中学校給食については、当面ランチサービス方式による希望制の弁当提供方式を実施することとしたい、とのこと。平成20年度より市内中学校のうち1~2校で実施予定。(ランチサービス方式:学校給食法に基づかない方式で、市独自の運営基準を設けるなどして弁当給食方式と同様に、民間事業者などに依頼し弁当を提供する方式。県内では大野城市・太宰府市で実施している)。

 

8、文化課

①議案第54号  平成19年度田川市一般会計補正予算

 → 石炭記念公園内の煙突の追加工事分として1034万円を増額。

 可決

 

②請願第3号  「炭鉱記念物」の保存に関する請願

 → 煙突と竪工櫓に電気をつけて夜照らしてほしいという請願

 継続審査

 

少し講評・・・

 

財政課の平成19年度から平成24年度までの財政見通しは、不確定要素が強いだけにそのとおりに行かないでしょうが、恐らく財政課が出した見通しより悪くなる可能性は充分にあると思います。平成22年度から赤字決算となるとのことでしたが、その後は昨日書いた財政状況に国からイエローカードが出される「早期健全化団体」に指定される可能性は大いにあると思います。

 

その点は広く市民や市職員、議員に理解してもらう必要があると思います。当面は早期健全化団体にならないようにどうするのかを真剣に協議してもらいたいと思います。

 

企画課の行財政改革の中間方針は、議会に入ってすぐの議会から改革方針の評価を出してほしいと要望してきたものです。

 

そして今回、

Dvc00060

このような感じのものが提出されました。結構細かく書いていましたし、内容はとても頑張って書いたのが良く分かる内容でした。

 

しかし約22億円の財政効果があったと言われていますが、例えば埼玉にもっていた土地を売った代金約6億円が「財政効果」としてカウントしていますが、それは本当にカウントしてよい数字なのか、また勧奨退職によって人件費が下がったといっていますが、実際は退職手当を膨大に払っており、それとの相関関係が必要とか、また今度じっくり見ますが、いろんな点で再調査がいると思っています。

 

実際の効果についてしっかり見ていかなければ、市の改革の実像は分かりませんし、それがつかめれば、行動の問題点もより明確になっていくことだと思います。

 

しかし評価などは毎年作成するものですが、今回は3年間をまとめて出してきました。今後は毎年作成してほしいと要望しました。

 

教育総務課の中学校の弁当方式は私は賛成です。私も10数年前まで中学生でしたが、やはりこのような制度があったらよかったな、と思います。できれば試行的と言わず、年度途中からでも可能なら、半年ぐらい試行して、10月より中学校全8校に拡大するとかも検討したらいいと思います。

 

文化課の二本煙突の補正は、様々な議員から質問やお叱りを受けていました。今回は足場にかかった費用の増額と、避雷針の破損に伴う設置代の増額とのことでしたが、ある議員は「そもそも足場について知識のある人なら荷物置きをつくらなければいけないなど分かるはずだ。それを理由に増額することはどうなのか。」などの質問がありました。労働基準監督署から指摘を受けて足場の増設となったとのことですが、それだけでは明確な答弁になっていないと思います。

 

特に入札や設計変更についてはいろんな憶測が飛びやすいものですから、特に透明性の高いものにしていかなければならないし、そのためにも設計変更にはかなり慎重に臨むべきと思います。

 

話は変わり・・・

 

総務文教委員会が終わったらすっ飛んで福岡市へ向かいました。と言っても「山口はるな」さんの記者会見には間に合わなかったので、福岡空港で待ち合わせをしました。

 

今日正式に記者会見を行ったので、今後民主党・連合や他の野党関係者と手を携えて、福岡11区から政権交代の流れをなんとしてもつくっていきたいと思っています。

 

記者会見は久保田実生添田町議と私とで何度も練習しましたし、山口さんもかなり頑張って練習していましたよ。

  

ちなみに空港で山口はるなさんと福島みずほ党首との2ショットを撮りました。今後のビラに使う予定です。

 

ちなみに

Dvc00059

私も党首とで2ショットを撮りました(^^)今後の青年運動などを語ることができました。

 

党首と次に会うのは、12月22日23日の社民党全国大会。年間通したら10回以上会っている計算になります。結構会ってますね(^^;

カテゴリー

月刊アーカイブ

福岡県議会議員
佐々木まこと事務所

〒825-0002 福岡県田川市大字伊田4510-6
→アクセス

TEL 0947-85-9015

[受付] 9:00〜17:00 月〜金(日・祝日休)

FAX 0947-85-9007

[受付] 24時間・365日OK

メールでのお問い合わせ

  • LINE公式アカウント