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白鳥工業団地・万年池の埋め立ては必要か!?

2007年12月16日

今日は午前中より、社民党市議会議員団3名と山口はるな衆院予定候補とともに田川市内を街宣しました。

 

左側は香月隆一市議(副議長)です。

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山口さん自身も市内で街宣するのはこれが初めて。国政に臨む思いを訴えていました。

 

話は変わり・・・

 

今日の西日本新聞で、白鳥工業団地内にある万年池の整備について、以下のような記事がありました。

 

保護か開発か調整難航 田川市の調整池「万年池」

田川市伊田の調整池「万年池」(2.1ヘクタール)とその周辺整備をめぐり、同市と日本野鳥の会筑豊支部(松尾節朗支部長)が対立している。市は来年度から同池を含む敷地を企業誘致のために整備する方針だが、同支部は県のレッドデータブックで準絶滅危惧(ぐ)種に指定のオオヨシキリなど、貴重な鳥や植物が生息すると主張、整備撤回を求めている。企業誘致で雇用を確保したい市に対して、自然保護の重要性を訴える同支部。両者の意見の一致は見いだせない。 (田川支局・佐伯浩之)


◆条件付きの譲渡

 万年池は、JR伊田駅から南に約2キロに位置する白鳥
工業団地にあり、団地の造成に伴ってできた。現在、芳ケ谷川の洪水調整池として機能している。市は1985年、団地を整備した地域整備公団(現中小企業基盤整備機構)から、「公園などで活用する」ことを条件に無償譲渡を受けた。

 市の計画では、池の4分の1に当たる0.5ヘクタールを含む約3.4ヘクタールを整備。残りの1.6ヘクタールはそのままで、池を含めた約3.5ヘクタールを対象に公園化する。約2300万円かけて地質などを調査し、来年度から着手する。

 来年度には、飯塚市と田川市を結ぶ国道201号烏尾トンネル(仮称)が開通する予定で、物流拠点として期待がかかる同団地。吉井啓介・市労働対策課長は「企業誘致には欠かせない用地だ」と力を込める。


◆35種の野鳥確認

 同支部は、整備事業が市議会6月定例会で予算化されたことを受けて、野鳥調査を実施。同支部の広塚忠夫事務局長(62)らが、35種の野鳥を確認した。このうち、県のレッドデータブック(2001年)の準絶滅危惧種に指定されているオオヨシキリやヒクイナに加え、マガモやカルガモなども見られたという。

 広塚事務局長は「鳥が外敵から隠れる場所が(整備の)対象になっている」と指摘。10月末に伊藤信勝市長に「多様な自然を保全しつつ次世代に継承することが賢明」とする要望書を提出、検討を求めた。同支部は23日に現地で野鳥観察会を開いて、住民に保護を訴える方針だ。



◆着地点探り攻防

 両者は13日、市役所で話し合いの機会を持ち、市は来年1月までに同支部に整備に向けた具体的要望の提示を要求。同支部も了承し、互いに歩み寄りをみせた。

 炭鉱閉山から約40年。1960年代に約10万人だった市の人口は、約5万2000人まで減少。企業誘致による雇用確保で人口減少に歯止めをかけることは最重要課題だ。

 吉井課長は「多くの生態系が生きていることは理解できるが、市の事業にも理解を示してほしい」と苦しい胸の内を語る。一方、広塚事務局長は「企業誘致なら、ほかにも土地がある。なぜ万年池の開発が必要なのか分からない」と市に再考を求める姿勢を崩さない。整備事業の着手を前に、両者が着地点を探る攻防が続く。

 

 自然観察会は23日午前9時に同市総合体育館の駐車場に集合。参加費100円(保険代)。問い合わせは広塚事務局長=0947(42)4612。

 

今度現地の写真をここで掲載しようと思いますが、よほど埋め立てて整備する必要があるのか、という場所です。またこの記事には出ていませんが、この埋め立てには今回取り崩される「産炭地活性化基金」が2億円以上当てられることになっています。

 

現在白鳥工業団地には閉鎖した工場もありますし、第一、工業団地の真ん中になぜ必要なのか、とても謎です。たださえ一人当たりの公園面積は県内で1,2を争う広さを持っています。

 

また今後もこの問題にも注目していきたいと思います。

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