本文の始まりです

平成筑豊鉄道に学べ!

2008年02月10日

今日はまず平成筑豊鉄道について以下引用です。

 

<つり革オーナー>1本5000円で募集、メッセージ載ります 平成筑豊鉄道

筑豊、京築地区を走る第三セクター「平成筑豊鉄道」(本社・福智町)が、列車内のつり革のオーナーを募っている。5000円の出資で、つり革のメッセージ板にお祝いや家族への感謝の言葉、店のPRなど好きな言葉を書き込め、4月から1年間掲示される。増収と「愛される地域の足」の一石二鳥を狙う。

 募集するのは、昨年導入された新車両「なのはな号」(5両)の限定290本。メッセージは、同社のイメージキャラクター「ちくまる」をあしらった枠面(縦2センチ、横8センチ)の表裏にそれぞれ、赤・黒の2色で2行24文字まで書き込むことができる。同じメッセージで10本まで出資できる。オーナーには、鉄道全線の1日フリー記念乗車券も贈られる。

 乗客減や燃料の軽油高騰などにより、06年度まで3年連続の赤字決算を計上したことから「わずかでも増収を図りながら、地域の人や乗客に愛着をもってもらえれば」と企画。募集期間は3月14日までだが、先着290本で締め切る。問い合わせは同社0947・22・1000へ。


 03年から募っていた、線路の枕木にメッセージ板を設置できる「枕木オーナー」は、5年の節目を迎えたため、今月末で募集を打ち切る。(毎日新聞)

 

田川市が最大出資者(だったはず)の平成筑豊鉄道。「枕木オーナー」や今回の件など経営努力が様々な点で見られます。

 

しかし田川市が本当に財政再建に真剣に取り組んでいるのかどうか、なかなか見えてこないのが現状です。

 

先日は「22億円削減」と新聞紙面に踊りました。先日も後援会の方から「22億円も浮いたお金ができたんか!?」と言われましたが、これは正直数字のマジックです。

 

このほとんどは人件費削減で、しかも退職よって生じた退職金分を差し引いているわけでもありません。また埼玉県に持っていた土地を売ったことも「効果」として計上していますが、ただ虎の子の土地を売っただけだけで、資産売却によって生じる固定資産の減額分は計上していません。

 

よってただいま計算中ではありますが、実質的に田川市に生じた削減効果はその数字よりかなり下回ることは確実です。こんな計算、民間企業で会議資料で出したら、というか会議資料で出す前に部課長に蹴飛ばされますね。

 

平成筑豊鉄道みたいに、最低でもアナウンス効果としてだけでもいいから、なんかできんもんかな。田川市の木である「イチョウ」にできる「ギンナン」を拾って売るとか。拾うぐらい私もボランティアで参加しますよ。道に散乱しているものばかりだから一石二鳥だと思うし。

 

話は横道にそれますが、これらのことからでも結局今の執行部に財政再建を真剣に取り組もうという姿勢が見られないところに大きな問題があります。

 

歳入部分では、市税4税だけでも約13億円ある滞納を徹底して解決するために、人・モノ・お金を集中投資する歳出部分では全ての事業に関して直方市のように市民などを交えて「棚卸し」を行い、削減できるものはばっさり削減する。まずはその部分が必要だと思います。

 

市職員の方々と話していても、こうしたいと思っている方はたくさんいるんですが、それがまた上層部に届かないこともしばしばのようです。もっと部課長を突き上げるようなことが市役所内でできれば、いいんでしょうけどね。

 

カテゴリー

月刊アーカイブ

福岡県議会議員
佐々木まこと事務所

〒825-0002 福岡県田川市大字伊田4510-6
→アクセス

TEL 0947-85-9015

[受付] 9:00〜17:00 月〜金(日・祝日休)

FAX 0947-85-9007

[受付] 24時間・365日OK

メールでのお問い合わせ

  • LINE公式アカウント