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今日の総務文教委員会は10時~18時15分迄也

2008年06月23日

今日は朝10時から総務文教委員会が行われました。

 

これから審議内容を以下のとおりご報告いたします。

 

財政課

 

6月補正予算が全体で9606万6千円あること、また公会計制度に伴う業務委託料550万円が計上されていました。

 

財政課長は6月補正予算の必要性について「緊急性の高いもの」と発言したのですが、実際は当初予算で可能なものもあり、その点についてどのような折衝を行っているのか指摘。執行部からは当初予算は実際は1月時点で大枠を決めてしまうので、その後の間に必要になったものなどがある場合、計上しているが、本来6月・12月議会の補正は緊急性の高いものとしているので、今後もその方針でいきたい、という答弁をもらいました。

 

しかし、補正予算の重度心身障害者医療費補助金の補正および母子医療費補助金の補正については、県の制度変更に伴っての改正ですが、これは改悪ですし、予算案自体に反対しました。案自体も減額予算ですし、他の市町村では独自に減額分を上乗せして、障がいのある方に対して一定の補助を行う予定にしています。その点については今後社民党市議団としても反対の立場でいきたいと思っています。

 

結果、賛成5、反対2で賛成多数で可決されました。

  

企画課

 

第5次総合計画策定にかかわる業務委託400万円を計上しました。この点も本来このような予算は当初予算で行うべきだ、という意見を言い、副市長も「本来は(当初予算に)あげるべき」と発言していますので、今後も気をつけるよう意見を言いました。

 

またこの総合計画に関して、市民との協働についてどのように考えているのか質問。課長からは市民公募を行っていきたい旨と、パブリックコメントは今年度中に行うことが回答されました。

 

副市長からは

 

①第4次総合計画の総括

②第5次総合計画に向けたデータ整理

③若手職員を中心に市のあるべき姿について議論させる

 

という3点について検討しており、まだ市民公募をいつ行うかは決めていないこと、しかし市民公募は必ず行うことが答弁されました。

 

しかし、総合計画を「職員自らがつくる」と言っていますが、この総合計画こそ市民との協働を実現する上で必要なものです。この総合計画に関する議論を観察していてもそうですが、市の市民との協働に対する姿勢はきわめて低いです。私が一般質問などで指摘以来久しく「協働」という言葉を聞かなくなりました。

 

またこの業務委託に関しては市民の意識調査などを委託するみたいですが、第一、市民の意識調査を市役所自体ができないで、どうやって企画を立てるのか?って素朴な疑問もあります。社会学におけるさまざまな調査を行うのなら専門知識はいるのでしょうが、一般的な社会調査を行うのが市役所ではできないのですかね??440万円かける価値がどこにあるのか、これからもしっかりチェックをしていかなければなりません。

 

この件は異議なく了承されました。

 

また田川市地域総合整備資金貸付契約の締結に関する議案も上程。ふるさと財団に関わる融資制度について、今回高齢者ケアハウス建設を社会福祉法人真養会が受けることになりました。額は4600万円で、利子は国と市が負担します。

 

この件は異議なく了承されました。

 

続いて歳入確保対策における全庁的な取り組みについて事務報告がありました。本部長に副市長をおき、滞納整理強化部会、未登記・未利用市有地処分部会、特定財源等調査活用部会の3部会を下に置き、滞納総額26億円の整理に向け行動を行うことになりました。

 

私は本部長が市長ではなく、なぜ副市長なのか?と質問。副市長が本部長なのが悪いとか言う議論ではなく、説明チャートに市長が出ていないことが問題なのではと思います。

 

もちろん、滞納整理の取り組み強化に関しては副市長が「なんとかしたい」と前から言ってこられてきた懸案事項です。また「もちろん市長とは連携をとって」と言っており、今後も事務報告を行う予定とのことですので、今後に注目していきたいと思っています。

 

また田川市記念事業実施に係る基本方針も事務報告。

 

①市制施行記念事業は10年周期とする

②規模は最小限にする。

③二本煙突建設100周年記念事業はコールマインフェスティバルと連携して実施する。

 

と報告がありました。

 

人事課

 

人事課からは「田川市職員のセクシャルハラスメントの防止等に関する要綱の策定等について」事務報告がありました。中身は多岐にわたっていますが、とても重要なことですし、ぜひ職員に周知徹底を図っていただきたいと思います。

 

総務防災課・選挙管理委員会

 

まず「田川市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正について」議案上程されました。

 

この件は異議なく了承されました。

 

つづいて補正予算として、裁判員制度の導入に関して、住民基本台帳システムを改修する必要が生じたため、必要な経費として69万7千円が上程されました。

 

この件は異議なく了承されました。

 

つづいて事務報告として、平成19年度情報公開制度および個人情報保護制度の運用状況について事務報告がありました。

 

19年度は請求件数総数が13件あり、そのうち

 

  • 開示      3件
  • 部分開示   8件
  • 非開示     2件

 

となりました。非開示といっても情報自体がないということで不存在による非開示ということでした。

 

また田川情報センターに関しても事務報告がありました。私としては現状の館の運営や、サーバー管理について検討すべきと提案。今後検討するとのことでした。

 

市民課

 

まず田川市手数料条例の一部改正について議案上程。学術的な場合に戸籍をとるなどの件に関し、戸籍法の改正に伴って改正を行うものです。

 

この件は異議なく了承されました。

 

続いて田川市印鑑条例の一部改正についても議案上程。印鑑登録に関して申請事務の簡素化を図るためのものです。

 

この件は異議なく了承されました。

 

続いて補正予算案として、住民基本台帳カードの購入費57万8千円を計上。この件も基本的に当初予算に上げるべきもので、今後は補正予算ではなく当初予算にあげるべきと言いました。

 

この件は異議なく了承されました。

 

会計課

 

補正予算に関して、会計事務に関する嘱託職員1名の雇用費用169万4千円が計上されました。

 

本当に必要なのか?とは思いますが、職員が1名減になったため必要という答弁でした。

 

この件は異議なく了承されました。

 

教育総務課

 

田川小学校のり面工事にかかる損害賠償請求訴訟が田川市が被告となり行われてきましたが、今回勝訴が確定したため、その成功報酬として63万円が計上されました。

 

これまでこの訴訟に着手金も含め総額273万円が弁護士費用としてかかっています。委員としては本当に成功報酬が必要なのか?という議論にもなり、継続審査となりました。

 

また9月から試行実施予定だった、中学校のランチサービス方式(出来合い弁当を売る制度)は今年度中に行うという方針はそのままですが、当分延期と説明されました。

 

このことはすでに5月の定例教育委員会でランチサービス方式実施にかかる予算要望として議案が議決されておりましたが、結果執行部の判断で予算要望が通らなかったことになります。教育委員会からは「内部で調整中」と説明がありました。

 

私も12月議会の「まこと通信」で報告しただけに、またまこと通信に延期を報告しなければなりません。ぜひ今年度中にはなんらかの結論はぜひ出していただければと思います。

 

学校教育課

 

福岡県事業の一つである「ふくおか学びの舎創生事業」の補正額270万7千円が計上。小学生に対し体験授業を行うものです。

 

また船尾小学校の複式授業解消にかかる教員増額分33万4千円について増額補正されました。これはこれまで福岡県が週14時間の加配教員(非常勤)をつけているのにプラスして、週2時間の加配を市独自でつけるものです。

 

意見として、船尾小学校と弓削田小学校との交流授業に関する時間ロスをできるだけなくすよう、バスの手配などを行うよう要望しました。

 

この件は異議なく了承されました。

 

また田川市児童生徒就学援助費について事務報告がありました。7月1日から市内在住者で県立中学校(育徳館中学校・門司学園中学校・輝翔館中等教育学校)に通う児童・生徒に就学援助費を支給するものです。これまでは県立中学校という概念がなかったので、規定がなく受けられなかったのですが、今回規定し、就学援助を受けることができるようになりました。

 

生涯学習課

 

田川市体育施設に関して事務報告がありました。財政効果についての資料が不十分で細目を出すように要望しました。

 

文化課

 

図書館空調機修繕料65万円二本煙突のライトアップ費用857万円文化会館の車椅子トイレの改修95万3千円を計上。

 

この件も議論があったのと、時間も18時を超え、委員長より後日再び行うべきでは、という意見もでたので、継続審査となりました。

 

 

感想を少し・・・

 

今回の委員会に関しては、新しく課長になられた方についてはまだ理解していない部分も多いため、答えに窮する場面が何度か見受けられました。しかし補正予算案はまさに課長が一番の責任を持っているのですから、答えられるぐらいの知識は持って委員会に望むべきです。

 

また後日ゆっくり話しますが、市役所に法務担当がいないことがいろんな問題を発生しているような気がします。総務防災課内に法務に関して取り扱う係を創設する必要性もあるのではないかな、と思います。

 

現行の田川市議会においては各常任委員会が執行部のチェック機関として最も重要な役割を担っています。しっかり緊張関係がつづく委員会にこれからもしていかなければなりません。5月に「KY議員になる」と言ったのですから、これからもバシバシがんばります(笑)

 

あと委員会報告に関しては、毎回いろんな方々からご意見をいただきますが、コメント欄があるのですから、できればコメント欄に意見を書いていただければ、オープンな議論ができていいと思っています。

 

次の総務文教委員会は27日(金)10:00~行います。

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