【速報】田川市、５億９５６８万円増額補正を提案へ＆一般質問の質問回数撤廃実現！

2008年08月27日

今日は議会運営委員会が行われました。私も議会運営委員のメンバーなので、参加をしました。

まず会期は９月５日（金）午前１０時に初日が行われ、最終日は１０月９日（木）までの３５日間を予定しています。

予算ではタイトルのとおり５億９５６８万１千円の補正予算を提案しており、補正額とプラスすると今年度予算総額は２４８億５０１１万３千円となります。

歳出の主なものは以下のとおりです。

①℮ＬＴＡＸ対応審査システム導入・改修等委託料　８２２万１千円

②所得変動による住民税現在額に伴う還付　　　　３４８６万円

③伊田保育所改築費用　　　　　　　　　　　　６０２７万４千円

④平成筑豊鉄道経営安定化補助金　　　　　　　　４５０万２千円

⑤文化センター等のバリアフリー化事業　　　　　　４１３８万円

⑥大浦小校舎・田川小体育館耐震診断費用　　　△４４４０万円

⑦中学校ランチサービス事業　　　　　　　　　　　４１万２千円

⑧中学校のパソコン機器リース料　　　　　　　　　　５２０万円

⑨近代化産業遺産保存活用基金の新設　　　　１４３万円

⑩６月２１日発生の災害復旧事業　　　　　　　　　３１３万円

⑪万年池自然公園整備事業　　　　　　　　　　２億２０００万円

⑫白鳥工業団地工業用地造成費用　　　　　　１億３０００万円

また⑥は減額予算になっていますが、これは本来田川中学校校舎の耐震改修工事の予算が本年度可決成立していたのですが、それを中止し、大浦小・田川小に振り返るということで対応するため、減額予算となったみたいです。

特別会計・企業会計部分でも以下のとおり補正予算が上程する予定です。

国民健康保険特別会計

１億１６９９万円１千円の減額予算（国庫支出金などの予算確定に伴うもの）

田川市等三線沿線地域交通体系整備事業基金特別会計

１億９１８３万１千円の増額予算（平成筑豊鉄道への補助に関する基金。産炭地域活性化基金１億３３９０万８千円などを歳入）

田川市立病院事業会計で、４８０９万１千円の増額予算（原油高等に伴う費用や、医師への報奨金の増額など）

なども補正として上程予定になっています。

また平成１９年度の一般会計・特別会計などの決算状況の一覧表も出されました。

まず一般会計では、

歳入総額　２５３億２９６６万５千円
歳出総額　２５１億４２８１万７千円

で、収支は１億７５２３万円の黒字決算となりました。しかし、

基金（貯金）の取り崩し額　３億４０７５万６千円

田川市が分譲している星美台団地の土地売払収入　１億５９０７万６千円

財源対策債　２億４２３０万円

などの臨時的収入を除くと本来の収支は５億６６８９万９千円の赤字となります。昨年も同じ指標にして考えると、本体の収支は７億６０００万円以上の赤字になるので、毎年６億円以上の赤字はおそらく発生するだろうと予想されます。今年度予算も予断の許さない状況になるだろうと思います。

また田川市立病院も、平成１９年度の収入的収入及び支出で見たら

収入　６３億９２５３万７千円
支出　６８億８９２万１千円
合計　△４億１６３８万４千円

と４億円以上の赤字を出しています。

その後の議会運営委員会では、一般質問における質問回数の撤廃について提案があり、９月議会より質問回数の撤廃が実現することになりました。ようやく議会改革の第一歩が踏み出されます。

また、現在行われている代表質問と一般質問について、質問時間に差を設けるべきではないか、という意見も出されました。

私としては、仮に差を設けるにしても、現行の６０分を下回る時間設定にするのでは、議員としてもっとも重要な活動のひとつである一般質問を制限することになるので、差を設けるのなら代表質問は６０分よりも多くとるという方式をとるべきだ、と提案。他の委員からは、同様の意見や「一般質問と代表質問という差は関係なのではないか」という意見も出されました。

このような中身は市のＨＰを見ても出てこない事項です。市民への説明責任をしっかり果たすためにも、このブログで情報は出来うる限り公表し、市民の皆様が判断し、また声を上げていただければと思います。