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一般質問における事前通告って??
2008年08月29日
今日もインターン生とともに一般質問の準備などをしました。来週月曜日が一般質問の事前通告締め切りとなっており、いろんな詰めを行いました。
事前通告とは、一般質問する項目を執行部に対してあらかじめ伝えておくための制度で、自治体議会の多くで採用されています。田川市議会の場合、おおむね一般質問の日の10日前ぐらいが締切日になっています。
といっても事前通告制度は、議会によって全ての文章を提出を求める議会、項目のみの議会など様々なです。田川市議会の場合は、項目のみ伝えることになっています。
しかしここからが肝心な部分で、この事前通告を議員が行うと、次の日にまず庁議(部課長などが集まって行う会議)が開催され、担当課などを決定。そして担当課が文章を作成し、部長や執行部などとすり合わせ、原稿を完成していきます。
その間に、議員へ電話などをかけ事前に会って「どのような趣旨で質問をされるのでしょうか」と聞いてきます。質問では最初は原稿をそのまま読むだけなので、質問の趣旨と原稿がかみ合わなかったらいけないので、かなり具体的に聞いてきます。答えるかどうかは議員によります。
そして一般質問になるのですが、再質問がどのような内容がくるか事前に部長などを打ち合わせしたり、データを収集したり、執行部側はそれなりの準備をしてくるので、正直職員は「一般質問はしないでくれ」というのが本音のようです。私は毎回一般質問を行うので、その前になると「今回はどのような一般質問をしますか?」と聞いてくる職員の方もおられます。
①事前通告
↓
②庁議で担当課を決定
↓
③担当課が議員と打ち合わせ
↓
④担当課が原稿作成。部長・執行部とすり合わせし書き直し
↓
⑤一般質問
時系列ではこんな感じです。
事前通告に関しては「八百長だ」として、撤回を求める声も多く寄せられています。私自身も細かい部分まで話すと、緊張関係がなくなるのでなるべく事前議論は細かくしないようにしています。しかし言質をしっかりとりたいときや、執行部自身も進めたいと考えているときなどは事前に一定の打ち合わせをする場合もあります。
しかし事前協議はいろんなパターンを経験したのですが、原則は事前協議はないほうが結局は求める議論ができていると思います。
夕方からは、社民党青少年局・労政懇青年部合同会議に参加。今後の衆院選への意思確認や「第4回ユーストーク」の開催などを打ち合わせしました。
話は変わり・・・
民主党参議院議員の姫井由美子氏が新党に参加せず、離党を撤回しました。彼女だったらこれも想定の範囲内なのでは?と思ってしまうのですが、考えすぎかな。。。