談合は行政に問題がある

2008年09月29日

今日から田川市議会は決算審査特別委員会が始まっています。今年は私が委員ではないので、昨年のように詳細は報告できませんが、資料をもらい審議内容を聞いた上で、私の考えを書いていこうと思います。

写真は、決算審査特別委員会説明資料に目を通している様子です。

話は変わり・・・

今日テレビを見ていたら、福岡県民に麻生内閣の支持を聞いたら５３％が支持という結果が出ていました。

私なんか山を越えたところに麻生邸はあるし、同じ筑豊地域ですので地元中の地元なのですが、地元においても「総理大臣がでた！」というような感じでは全然ありません。これも今の政治状況を表しているのでしょうか・・・。

話は変わり・・・

大分県宇佐市議１３名が談合ではないか、と市に訴えたという記事が出ました。以下は引用です。

「浄水場で談合疑惑」　市に入札の白紙撤回要請　宇佐市議１３人

宇佐市議１３人が２９日、同市が来年度から着工を予定する山本浄水場全面改修工事の入札に談合の疑いがあるとして、市に入札を白紙撤回するよう申し入れた。

　申し入れ書などによると、この工事は浄水場の老朽化のため、市が総事業費４０億円をかけ改修する事業。入札には、参加資格があるゼネコン１１社のうち、２社が応募しただけだった。談合情報が寄せられているほか、２社のみの応募は不自然としている。

　高橋宜宏市議は「入札の条件が厳しく、スケジュールも過密すぎる。官製談合との見方もある」と指摘。申し入れ書を受け取った大園清一郎副市長は「内部で検討したい」と答えるにとどめた。（西日本新聞）

－引用終了－

どういう意図でこのような動きをしたのかはしっかり調べないと分かりませんが、いろんな形で指摘をしていくことは重要なことです。

また談合関連で８月末に岐阜県の町長が逮捕されています。以下は引用です。

岐南町長を逮捕　公共工事めぐり収賄容疑　岐阜県警　

　岐阜県岐南町発注の公共工事の業者選定をめぐり、業者側から多額の借金をしたとして、県警は２３日夜、同町長の片桐博彰容疑者（５９）＝同町八剣５丁目＝ら２人を収賄容疑、県内の建設会社の元経営者２人を贈賄容疑でそれぞれ逮捕した。

　町長のほかに逮捕されたのは、収賄容疑でトラック運転手池田健（３９）＝同町八剣７丁目＝、贈賄容疑で三洋組（本社・岐阜市）の元社長久保秋子（５９）＝同県山県市船越＝と関連会社の山佐組（本社・同県関市）の元社長で次男の久保正和（３４）＝同県関市洞戸市場＝の３容疑者。

　調べに対し、片桐町長と池田容疑者は容疑を認め、久保容疑者らは貸し付けの趣旨を否認しているという。

　捜査２課と岐阜羽島署による逮捕容疑では、片桐町長は０７年３月中旬ごろ、金策を担っていた側近の池田容疑者と共謀し、山県市船越の三洋組支店の応接室で、町の土木工事などの指名競争入札で山佐組を参加業者に指名選定してほしいとの趣旨を知りながら、久保容疑者らから現金３千万円を借り受け、金融上の利益を得た疑い。

　久保容疑者らは片桐町長の求めに応じ、無担保・無利息で貸しており、片桐町長は未返済のまま別の借金の返済に充てたという。山佐組岐南支店は同年１２月２６日、町の公共工事４件に入札し、うち３件（総工費計約６６０万円）を落札した。

　片桐町長は逮捕前だった今月１２日、朝日新聞の取材に「不正はやっていない」と話した。正和容疑者も同１６日、「（指名業者の選定で）町長からのコンタクトはない。何も悪いことはやっていない」と答えていた。

　片桐町長は０４年に町長に就任し、現在１期目。１２月に予定される任期満了に伴う町長選には、多額の借金を抱えて選挙資金のめどがたたないことなどを理由に、立候補しない意向を１９日の町議会で表明していた。（朝日新聞）

－引用終了－

談合関連のニュースはグーグル検索で毎日確認しているのですが、ほぼ毎日なんらかのニュースが流れています。

私としては業者の問題もあるかもしれませんが、談合ができる仕組みを行政側が作っていることこそ、問題であると思います。宇佐市議の指摘でも「官製談合」という言葉がありました。そう言われない仕組みと組織を常に追求していかなければなりません。私も市議会議員として議会の場で訴えなければならないことはまだまだたくさんあります。

しかし、多額の借金を理由に立候補しないと議会でいったんですかね？？言ったのなら、なんだかなあ、と思います。