総務文教委員会報告【総務防災課、税務課、教育総務課、学校教育課、文化課】

2009年06月20日

遅くなりましたが、総務文教委員会の報告の続きを書きます。

総務防災課

事務報告としてまず「平成２０年度情報公開制度および個人情報保護制度の運用状況について」報告がありました。

この中に公務員等の氏名について「個人情報」として非開示にしていたというものがありました。おそらく情報公開条例の点からも問題があるのではないか、と指摘しまた研究して報告してほしいと要望しました。

続いて「たがわ情報センター事業報告について」事務報告がありました。来館者は年々減っており、自主事業も平成１８年度の６０講座から、平成２０年度には４０講座と２０講座も減っています。

税務課

事務報告として「田川市税滞納状況の分析について」事務報告がされました。

まず市税（市民税、固定資産税、軽自動車税）の滞納の状況は本年２月１０日現在で９億３１７２万８４８０円となっており、件数では３２１８件となっています。

このうちすでに確定時効となっているものは、滞納額５０万円以上のもので６８２８万１９５１円、滞納額５０万円未満のもので確定時効と推測されるもので２７０５万４０８８円となっています（推測って何でしょうね？）。

また１００万円以上の滞納者は３２１８件中１４４人ですが、その１４４人が５億２６１９万７９５５円も滞納しています。支払い能力がないものも含まれており、今後この数字の多くが不能欠損（税金帳消し）になる可能性があります。

国民健康保険税では、直近の数字で１３５９件、３億２８９１万３２８３円が滞納している状況です。特に５０代の滞納額が多いのが現状とのことです。

意気込みはとても感じ入るのですが、そもそもそれだけ滞納が増えた原因はなんなんか、こそしっかり分析すべきです。その分析がしっかりできれば、今後の滞納対策にも大きな資料として役に立ちますし、税の公平性の観点からもやはりしっかりした分析が求められると思います。

教育総務課

まず補正予算として小学校校舎大規模改造事業５６８１万５千円が、中学校校舎大規模改造事業１９５０万円が計上されました。　

小学校は金川小学校、大浦小学校、そして田川小学校体育館を行います。中学校は中央中学校を行います。

この件は異議なく了承されました。

また「ランチサービス事業について」事務報告がありました。６月１日からスタートしたのですが、まだ利用する生徒は中学校２校で１４名しかいないとのことでした。今後か週単位の注文に切り替えるなどして利便性を向上させるとのことでした。

また金川中学校安全対策事業についても事務報告がありました。これは２１年度当初予算に計上された金川中学校横の道ののり面改修事業に関することで、補助率の高い事業を探したということでした。しかし事業用地確保はこれまでは無償譲渡となっていたものは今回は買収に変わっており、その面積は全体で８００㎡もあるとのことでした。購入金額がかなりかさむのではないかな？？

学校教育課

事務報告として「放課後自動健全育成事業の事務引継について」報告がありました。事務引継日を本年７月１日からとするものです。

しかしこの問題は事務引継が目的ではなく、放課後児童クラブの改善が主な目的のはずです。今後は暑さ対策などについても積極的に取り組むよう要望されました。

また私のほうからは学校備品がかなり老朽化しているので、改善できないか要望し資料提供を求めました。

文化課

事務報告として「世界遺産への取り組みにかかる経過報告について」報告されました。現在取り組みが継続されており、最終的には１０月には世界遺産登録の候補者リストに入るかどうかが決定する見込みです。

そのなかで松原地区の炭坑住宅は「炭鉱労働者の生活を示すものとして貴重」という判断になっているとのことでした。

もし１０月のリスト入りができなかったとしても、この判断は大きな意味があると思います。そもそも世界遺産は世界の貴重な財産を後世に残すために設立されたものです。当然田川市もこの趣旨に賛同して、取り組みを行っているのですから、仮にリスト入りしなかったらすぐに壊す、というのでは、なんのための世界遺産登録運動だったのか分かりません。所詮それぐらいの運動だったと見られてもしょうがないですし、イメージダウンにつながる危険性もはらんでいます。