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清掃施設組合監査→市立病院検討委員会→ワークショップ

2009年09月29日

今日は朝、田川地区清掃施設組合例月出納検査へ。現在田川地区清掃施設組合の監査委員を務めています。初めての例月出納検査でした。

 

その中で数多くのことを指摘させていただきました。同じ仕事をしているのに、下田川(福智町・糸田町)の施設と上田川(田川市・川崎町)の施設とでは3倍も経費が違うこと、入札に関しての様々な問題、不十分な資料などなど、朝10時から13時30分までしっかり監査をさせていただきました。

 

おそらく今回私が指摘をした部分だけでも数千万円単位の税金に関わる問題です。監査委員として指摘したのですから、その返答もしっかり行ってもらいたいとお思います。

 

また、ある入札では事後公表のはずの最低落札価格にぴったりあった落札がありました。それも複数です。明らかに不可思議な現象だと言えます。かなり執行部に問いただしましたが十分な返答は頂けませんでした。

 

競争入札妨害で下田川の施設で逮捕者が出たばかりです。疑念を抱かせるような入札は一切行わないよう、強く執行部も伝えました。

 

また行政監査の実施も決定し、今年度着手することにしました。

 

夕方からは田川市立病院経営形態検討委員会を傍聴。

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今回も資料の読み込みがほとんどでしたが、ここに来て「市民の病院」や「市民の意見を聞く」などの意見が全く出なくなったのが気になります。第一、市民対象の意見交換会をやりたいと委員長は言っていましたが、一度でもしたのでしょうか??私が知っている限りは行ったというのは聞いたことがありませんが・・・。

 

また「公的病院」という言葉そのものも意見の中ではずしてしまおうという委員の意見もあるなど、かなり本来趣旨とはかけ離れた議論がされてきています。

 

また公立八女総合病院について別に資料をつけて報告もしていました。現在公営企業法全部適用となっており、かなりの黒字を計上している病院です。しかしこの病院は執行部が「いつでも(非公務員型の)独立行政法人化ができるような状況にある」と述べるなど、すでにレールはひかれているものです。

 

わざわざ公立八女総合病院を紹介し議論しているということは、田川市立病院でも最終的にはこのような独立行政法人化を目指すという内々の結論は出ているのではないか、と想像されます。事実、最後の議論ではある委員が「すぐにはできないから数年後には変えるとか・・・」と独立行政法人化をにおわせる議論も出ていました。

 

もっと言えば民間委託や民営化についても議論があり、委員長は社会保険田川病院の元院長に対して「そちらの病院(田川病院)がうけるというのは・・・」と、民間委託までもにおわせる発言をしていました。

 

ガバナンスの問題も出ており、現状の制度は「責任の所在が曖昧」と事務局が述べていましたが、ガバナンスのトップ=事業管理者は市長と法律でも出ているのですから、明確なのです。

 

最後に「次回は答申に向けての具体的な作業に入る」と委員長が言っていたので、組織的な部分も含め具体的な議論になると思います。

 

次回、第6回会議は

 

○日時:10月26日(月)16時~

○場所:田川市役所4階会議室

 

に行われることが決まりました。

 

その後は

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第4回田川市まちづくりワークショップを見学。これは田川市の第5次総合計計画策定に関して、市民との協働の観点から市民に田川市の今後のあり方について一緒に話し合っていくもので、11月まで行われる予定です。

 

まずワークショップが始まる前に田川市のよいところを披露するというプログラムがあり、今回は

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日本野鳥の会に関わっている方が、田川地区にいる野鳥を写真で紹介しました。

 

その後も①都市づくり部会②産業経済部会③医療・福祉部会④教育・文化部会、の4つの部会がそれぞれまちづくりについてワークショップ形式で話し合っていました。

 

たとえば田川産でお土産として持って行けるものをもっと増やそうというという提案や、田川のB級グルメとして出しているホルモンをもっとアピールしようという提案、病院に関してはどの病院に行けばいいのかといった情報が不足しているという指摘や、田川市立病院の立地や内容に関する指摘などもありました。

 

しかし最後まで参加して、市民の皆様はそれぞれに田川市に関しての思いをとても強くもっていらっしゃるということを改めて感じました。市民との協働を言えば、やれ議会軽視という言葉も聞かれます。もちろん我々市議会議員は一票によって選ばれてはいますが、けっして一票は白紙委任状ではないのです。

 

主権者としてまちづくりに関わる権利を持っています。そしてなによりも、その街のことを一番よく知っているのは、市役所の職員ではなく市民一人一人ではないでしょうか。

 

私もこのワークショップの試みなどは、総合計画に関する一般質問を行った際、ぜひ行うべきだと訴えてきました。その点でもとても感慨深く見学をさせていただきました。もっともっと市民との協働が田川市でも発展していってほしい、と強く願っています。

 

しかし気になったのは、このワークショップをほぼコンサル会社の社員が仕切っていたことです。ファシリテーターもそのコンサル会社の方でしたし、ワークショップで使う大判紙などもコンサル会社がつくったものでした。

 

このようなものも本来は市職員が自ら学び、行えば数百万円もの委託料を支払わなくてもいいのですし、ファシリテーターの経験値をためる意味でも、職員や市民が行ったらよかったなあ、と感じました。第一6月議会の私の人事政策に関する一般質問で、執行部はワークショップに関する人事研修も行っているとおっしゃっていたのですから、当然できることだと思います。

 

午後9時近くまでと長時間でしたが、とても充実した議論が繰り広げられていたのをとても感じることができました。

 

議員同士でもこのワークショップを行ったら、絶対楽しいだろうなと思いますが、その点もまだまだ不十分な部分が多いと思います。その点ではもっと議員同士が議論する議会にしていかなければなりません。

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