本文の始まりです

田川市立病院は「全部適用」と答申

2009年12月17日

今日は忘年会が2つ入っていました。今年も多くの忘年会に参加させてもらっています。呼んでいただくことは本当にありがたいことです(^^)

 

話は変わり・・・

 

今日は田川市立病院経営形態検討委員会の傍聴へ。今日をもって最終案が提出されることになるため、どのような最終案が出るのかとても緊張しながら聞いていました。

 

まず市長から「委員会の答申を尊重する」という意見が再度出され、その後それぞれの委員が意見を出していました。

 

最終案では、独立行政法人化が最もふさしいが、退職手当金20億円をはじめとした合計100億円以上の債務の整理が求められるため物理的に難しいとした上で、現状では地方公営企業法全部適用とし、その上で運営面では独立行政法人に近い形で行うという議論がされました。

 

最終案を手元にもっていないので、詳しくは分かりませんが、

 

○経営形態:地方公営企業法全部適用

○運営実態:独立行政法人に近い自由な経営を確保

 

と言ったところでしょうか。

 

そもそもこ経営形態検討委員会は、独立行政法人化が最も望ましいと先に意思統一していただけに、経営形態を全部適用とするのは複雑なんだろうと思います。事実、運営実態についてかなり「独立行政法人に近い形がとれないか」と議論していたことからもこのことが見て取れます。

 

市民の皆様にはよくわかりにくい議論かもしれませんが、公営企業法全部適用となった場合になにが変わるのか、といえば、まず市立病院の経営責任者がこれまでの市長から病院長へ移ります。また病院長は、人事、勤務条件など経営に関する広範な権限が与えられます

 

しかし診療内容などは大きく変わることはありません。

 

この田川市立病院経営形態検討委員会についてはほとんど傍聴しましたが、委員の発言の時間の多くを病院経営の中身をどう変えていくかという運営面での議論につかっていました。

 

そう、私がこれまでこのブログでも何度も申し上げてきたように、経営形態そのものの議論ではなく、どのように経営改善と経営改革をするかというソフトの面での変革こそ重要なのです。このことが改めて示された形となりました。

 

あとは我々議会の出番です。本当に地方公営企業法全部適用が経営改革の一助になるのか、最終答申がどのような中身で、執行部はどのように受け止め、また行動していくのか。議論することはたくさんあります。

 

明日は田川地区清掃施設組合の監査。また福岡市へ会議にも出席にしますし、夜も予定がびっしりです。

カテゴリー

月刊アーカイブ

福岡県議会議員
佐々木まこと事務所

〒825-0002 福岡県田川市大字伊田4510-6
→アクセス

TEL 0947-85-9015

[受付] 9:00〜17:00 月〜金(日・祝日休)

FAX 0947-85-9007

[受付] 24時間・365日OK

メールでのお問い合わせ

  • LINE公式アカウント