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全国大会での私の発言文章(全文)

2010年01月25日

多少違いはあると思いますが、ほとんど作成した文章の通り読んだのでご覧下さい。これに対する答えはまた書きます。

 

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1,インターネット環境について

 

 幹事長は、昨日の答弁の中で「わが党がもっとも早く動画サイトを始めた」とおっしゃっていましたが、その社民党動画サイトは何月何日が最終更新日であるか知っていますか。

 

 それは昨年の10月8日に、平野官房長官に対して辺野古新基地・建設中止に関する申し入れを行ったときの映像が最後の更新になっています。

 

 幹事長、これで先進的だと胸を張って言えますか。最初は最新だったかもしれませんが、現状がまったく伴っていないなら、それは何の意味はありません。

 

 このインターネット環境整備については昨日の議論もありましたので多くは語りませんが、保坂さんから「インターネット充実なくして党拡大はない」と言い切ったのですから、ぜひそれを実現するために具体的にどうするのか、必ず我々党員に示していただきたいと思っています。

 

 特に国会議員の方々は、忙しいなら秘書にお願いしてでも、また写真だけでもいいのでぜひホームページの更新を頻繁に行って下さい。幹事長、自身のホームページ、いまだにトップページは「謹賀新年」になっていますよ。

 

 また福島みずほ党首や辻元清美副大臣もツイッターを始めるつもりはないのですか。鳩山首相も始めています。ぜひ行うべきだと考えますが、その点について一言ずつご意見いただければと思います。

 

また記者クラブ制度について『社民党が最も旧態依然としている』ということが一部報道でありました。多くのジャーナリストが参加できる仕組みを整える必要があるのではないかと思いますが、お答え下さい。

 

2,党における税制・歳入のあり方について

 

 我が国は言うまでもなく、早い未来に高齢化率がこれまでの国家では経験したことがないぐらいの高さとなってしまいます。一方、働き盛りの現役世代は加速度的に減少していきます。これはひとえに社会保障費の加速度的な増加を招きます。事実、私がいる田川市においても歳出全体の実に45%が民生費、社会保障関係費で占められています。

 

 また09年度上半期の法人税収入は還付金が2兆6832億円に達した半面、税収は1兆3757億円となり、還付金のほうがおおいという前代未聞の状況になりました。田川市においても法人市民税収入は3分の1近くに減少しています。

 

 この状況は今後も発生することが予想されますし、一時的な上げ下げはあるかもしれませんが、長期的、構造的には国富の縮小は避けられません。

 

 今回国は事業仕分けを実施し、それで財源を確保すると言っていましたが、結局確保することはできませんでした。埋蔵金の流用などもありますが、それも我々若手世代から考えると、貯金がなくなった後どうするのかという大きな心配があります。

 

 以上のように、個人単位でも法人単位でも税収は落ち込む一方、高齢化し歳出は増えるという流れは、もはや一時的な問題ではなく、構造的な問題であり、一時的な対処療法ではもはや間に合わないのではないでしょうか。 

 

 社会民主主義という視点において、小さな政府ではない国家構造を目指すのであれば、なおのこと、その実現のために必要な予算、歳入を長期的・構造的観点においてどうやって確保していくのかという視点が不可欠ではないでしょうか。

 

 幹事長も先ほどの答弁の中でも『社会全体で福祉を支えていく仕組みをつくる』とおっしゃりましたが、だとしたら、民間セクターから政府セクターに資金を移動することが必要なのですから、歳入のあり方は早急に長期的視野に立った改革が求められるのです。

 

 もはや法人税や所得税の最高税率の見直しや、無駄の排除だけでは歳入面に対処できないと、与党になって切実に感じてはいませんか。今後も歳出面は増大する一方、現状の歳入構造ではただ国債の増大を招くことを国会議員の方々は肌で感じていませんか。そこにおいては恐れず忌憚ない議論をぜひ国会議員はしてほしいし、それは与党となった今日においては、なおのこと必要な視点だと思います。
 
 

 先輩方は我々若手世代にどのような社会を残すのかが今こそ問われています。代議員の皆様の子どもや孫にどのような社会を手渡すのかが問われています。ぜひ党の考えを求めます。

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