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少人数学級に関する増額修正可決成立!

2010年03月24日

今日は田川市議会本会議最終日でした。まずは審議結果について以下書いていきます。

 

なお「簡易採決」というのは、議長:「ご異議ございませんか?」→議員:「異議なし」というものです。

 

議案第22号 田川市特別職の職員等の給料の支給の特例に関する条例の一部改正について

市長給料月額の20%減額、副市長は10%減額するもの

賛成   反対 15  否決

 

議案第23号 田川市違法駐車等の防止に関する条例の一部改正について

法律改正に伴い、高齢運転者等専用駐車区間が新設することに伴い、その条文を条例に盛り込むことが必要になったため

簡易採決

議案第24号 田川市暴力団排除条例の制定について

今年4月から福岡県暴力団排除条例が施行されることに伴い、田川市においても暴力団排除に関する措置等を行うために、新しく条例を制定するもの。

簡易採決

議案第25号 田川市市税条例の一部改正ついて

所得税で寄付金控除の対象となっている公益社団・財団法人、社会福祉法人、学校法人に対する寄付金を、条例で規定することにより市民税においても税額控除の対象とするもの

簡易採決

(このあと議案第38号までは、これまで田川市基金条例で一括していた基金条例を、各基金事に条例を制定するよう変更したものが主なものです)

議案第26号 田川市財政調整基金条例の制定について

簡易採決

議案第27号 田川市ふるさと人づくり基金条例の制定について

簡易採決

議案第28号 田川市さわやかまちづくり基金条例の制定について

簡易採決

議案第29号 田川市育英事業基金条例の制定について

簡易採決

議案第30号 田川市文化振興基金条例の制定について

簡易採決

議案第31号 田川市高齢者等保健福祉基金条例の制定について

簡易採決

議案第32号 田川市休日救急医療事業基金条例の制定について

簡易採決

議案第33号 田川市廃棄物処理施設整備基金条例の制定について

簡易採決

議案第34号 田川市地域雇用創出推進基金条例の制定について

簡易採決

議案第35号 田川市ふるさと水と土保全基金条例の制定について

簡易採決

議案第36号 田川市市営住宅基金条例の制定について

簡易採決

議案第37号 田川市下水道施設整備基金条例の制定について

簡易採決

議案第38号 田川市下水道施設整備基金条例の制定について

簡易採決

議案第39号 田川市企業の誘致及び育成に関する条例の一部改正について

誘致条例適用企業が社会的信用を著しく損なう行為があったと認められる事などがあった場合、奨励金の返還を命じることができる等の条文を追加するもの

簡易採決

 

議案第10号 平成22年度田川市一般会計予算

国民投票に係る住民基本台帳システム等改修費関連予算83万1千円の減額修正

賛成 9  反対 12 否決

 

コールマイン・フェスティバル関連事業費を700万円から200万円に500万円減額する減額修正について

賛成 18  反対  可決

 

3年生以下の学級に対して、35人以下学級を実現するための人件費1438万4千円の増額修正について

賛成 21  反対 0 可決

 

上記を除く原案について

賛成 19  反対 2 可決

 

議案第11号 平成22年度田川市国民健康保険特別会計予算

予算総額が65億1618万1千円となる。

簡易採決

議案第12号 平成22年度田川市老人保健特別会計予算

予算総額が1518万円となる。

簡易採決

議案第13号 平成22年度田川市後期高齢者医療特別会計予算

予算総額が7億3091万円となる。

簡易採決

議案第14号 平成22年度田川市休日救急医療特別会計予算

予算総額が9457万1千円となる。

簡易採決

議案第15号 平成22年度田川市住宅新築資金等貸付特別会計予算

予算総額が1億1231万4千円となる。

簡易採決

議案第16号 平成22年度田川市等三線沿線地域交通体系整備事業基金特別会計予算

予算総額が1億8592万8千円となる。

簡易採決

議案第17号 平成22年度田川市水道事業会計予算

収益部門で、収入10億9367万5千円、支出10億1367万2千円となる。

簡易採決

議案第18号 平成22年度田川市立病院事業会計予算

患者の予定量としては、入院患者:97,528人、外来患者170,000人となる。収益部門では収入54億1772万5千円、支出56億9612万9千円となる。

簡易採決

議案第45号  指定管理者の指定について

川宮香町市住汚水処理場の管理を財団法人田川市住宅管理公社に指定管理者として指定するもの

簡易採決

議案第46号 福岡県自治振興組合を組織する地方公共団体の数の増減について

前原市、二丈町、志摩町が合併し、新たに糸島市が誕生したこと、そして黒木町、立花町、矢部村、星野村が八女市に吸収合併されたことに伴い、福岡県自治振興組合を組織する自治体の数を変えるもの

簡易採決

議案第47号 福岡県市町村災害共催基金組合を組織する地方公共団体の数の増減について

前原市、二丈町、志摩町が合併し、新たに糸島市が誕生したこと、そして黒木町、立花町、矢部村、星野村が八女市に吸収合併されたことに伴い、福岡県市町村災害共催基金組合を組織する自治体の数を変えるもの

簡易採決

議案第48号 福岡県介護保険広域連合規約の変更について

支部の統廃合によって関係法令を変えるもの

簡易採決

 

議案第51号 財産の取得について

松原第一地区の土地取得を行うもの

簡易採決

 

議案第50号 田川市監査委員の選任について

識見監査委員として村上耕一氏を再任するもの

簡易採決

 

議案第49号 田川市副市長の選任について

松岡博文氏の再任をするもの

無記名投票の結果 賛成 11 反対 10 同意

 

委員会提出議案第20号 中小企業の自家労賃を必要経費として認めることを求める意見書について

簡易採決

 

委員会提出議案第21号 介護保険料の引き下げと減免を求める意見書について

簡易採決

委員会提出議案第22号 生活保護の老齢加算の復活を求める意見書について

簡易採決

委員会提出議案第23号 改正貸金業法の早期完全施行等を求める意見書について

簡易採決

議員提出議案第12号 核兵器の廃絶と恒久平和を求める意見書について

簡易採決

 

以上が審議結果です。

 

まず市長等の給料の減額に関しては反対多数で否決されました。

 

また我々総務文教委員会提出議案として提出した少人数学級の実施に関しては全議員の賛成をもって可決されました。執行部がつけなかった予算を議会が必要ということでつけた田川市議会初まって以来の結果です

 

これで来年度から市内小学校の1年生から3年生までは35人以下学級が実現します。増額修正は全国的にもまれであり、私も全国の多くの自治体関係者から注目をされましたが、なんとかここまでこぎつけることができました。

 

しかしこの件に関して、今日の西日本新聞でも市長は

 

「やろうとしているのに、相手は越権的にむちゃくちゃな予算をつけた」

 

と述べた記事が出ていました。

 

「やろうとしている」??市長が論拠としてあげている12月議会答弁では「行う」とは明言していませんよ。

 

「越権的」??地方自治法にのっとった正当な予算修正であり、法的に問題ありません。

 

総務文教委員会に所属する他の議員とも話していますが、これら一連の発言は到底看過できません。今回の一連の市長のコメントについては今後の総務文教委員会でしっかり意図を聞きます。

 

またコールマイン・フェスティバルに関しても減額案圧倒的多数で可決されました。コールマイン・フェスティバルはこれまで4回行われてきましたが、は、市長が実行委員長となっている中、また多くの市職員が関与している中、本当に「市民の市民による市民のための」お祭りにはなっているのか、多くの疑問の声が議会には出ていました。

 

また各区(自治会)に募金をお願いするのも「事実上の強制ではないか」として多くの批判がでています。

 

すでにコールマイン・フェスティバルが行われる時期である11月は、それぞれの地域で文化祭等が行われており、また長年続いた公民館祭りの時期ともかぶっており、それに加えてコールマイン・フェスティバルまでする必要があるのか、とも感じます。

 

そういった中、本当にこのお祭りが市民全体を考えた上で必要なのか、税金や多くの職員人件費まで投入してまで行わなければならないお祭りなのか、再検証するよう議会として示したことになります。それは事実上今年のお祭りは休止せよ、と議会側として判断したことになります。

 

副市長の再任については、議会内でもいろんな議論がありました。ナンバー2という重要な職にもかかわらず、十分な説明がないまま採決まで至ったのは、本当に残念です。

 

また共産党の佐藤議員からは「職員指導のあり方について大いに問題があると聞いている」と言うことに対して市長からは「職員の不満もあっていることは事実」と述べています。いづれにせよ再任されましたので、そのような問題点も含め、議会としても注視していかなければなりません。

 

3月議会は、以上のような本当にいろんな課題を議論した議会でした。

 

しかし新聞報道で市役所幹部が「混乱」と述べているようですが、私自身は混乱だとは思っていません。議会は議論し決定していく場であり、問題があれば否決をしたり修正する権利をしっかり法律で保障されています。

 

今回の一連の動きは、そういった議論の結果です。その意味で今回の3月議会は、議会が活性化する大きな一歩になったと思っています。

 

しかしもちろん初めてづくしのことなので、苦労もしました。もちろん多くの同僚議員の方々もそれぞれの判断が求められ、いろんな狭間で苦労と苦悩をしたものと思います。

 

今後もしっかり考え、議会としての意志を示していきたいと思っています。

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