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総務文教委員会報告

2010年06月18日

 今日は総務文教委員会が行われました。以下報告を致します。

 

 行政改革推進室

 「田川市緊急課題検討委員会に係る検討経過等について」が事務報告されました。そもそも「緊急課題検討委員会」とはその名の通り、田川市の全庁的緊急課題について件等を行う組織で、昨年10月26日に設立後、副市長をトップに教育庁や各部長など17名で構成しています。これまで船尾小学校跡地について、後藤寺幼稚園の建て替えについて、公文書館について協議をしたとのことでした。

 

 まず船尾小学校跡地については、当面は書類関係の倉庫や収納庫として活用し、その後の活用策について引き続き話し合うことにしているとのことです。

 

 後藤寺幼稚園の建て替えについては、幼児教育審議会の答申を待ち、その答申を踏まえた上で結論に至るべき、という見解になったとのことでした。

 

 公文書館については、平成24年度の福岡県公文書館の開館にあわせ関係書類の整理を行う必要があり、現在様々な場所に置いている公文書の整理基準や保管方法の見直しを行うようにしています。

 

 とはいえ書類は以上で、具体的に今日までどのような協議がされたのか、何回この検討委員会が開催されたのか、など詳細は一切出さず、A4片面1枚の書類を出しただけでした。緊急性のある重要な案件であるのなら、なおのこと説明責任が求められます。あまりにも簡単な説明に唖然としました。

 

 しかも「情報公開条例に基づいて検討委員会の書類一式について開示請求を行ったら開示できるのか?」と言うと「できる」との回答でした。そのことからも特段隠す必要もないものであり、田川市にとって緊急的な課題で書類も出せるものであるのにも関わらず積極的に出さないという姿勢こそ、田川市の行政改革のあり方として大きな問題と感じます。

 

 積極的な情報公開は、市民協働のまちづくりの基本であるのはとうの昔から言われてきたことです。もう議員などに言われなくても、という状況にいつになったらなるのでしょうか・・・。

 

 財政課

 

 財政課では今回の補正予算が歳入歳出で2817万3千円増額修正となりました。予算の組み替えなども多くありましたが、猪位金地区にコミュニティバスを走らせるための経費982万円や、コールマインフェスティバルの関連予算200万円、市役所庁舎修繕料の不足による増額分150万円などが計上されました。

 

 コールマインフェスティバルの関連予算については、実行委員会の総会などを行い、市民の理解は行われたということでの執行ということでした。私としては清風会の加藤秀彦議員が一般質問の中で「ぱっと咲いてぱっと散るコールマインフェスティバル」と述べたように、たった2日のコールマインフェスティバルに多額の予算をかけるより、福祉や教育に回すべきと考えています。しかもこの実行委員会の委員長は市長で、商工労政課が張り付いて準備等の対応をしており、それらの人件費も入れるとトータルコストがもっと多くかかっていることになります。

 

 そもそも昨年のコールマインフェスティバルでは歳入1500万円のうち、1000万円が税金、500万円が寄付金だったのですが、500万円の寄付金は多くが市民から、特に行政区が一軒いくらとして集めたお金です。しかし実際は1000万円の支出しか行われていません。今回のコールマインフェスティバルのために使われるとして寄付した市民の浄財が、貯金に回されていたなんて、市民にどのような説明をするのかと、大きな疑問が残ります。

 

 また事務報告で平成21年度各会計別決算見込額が報告されました。一般会計では歳入260億3853万2千円に対して歳出255億256万8千円と形式収支で5億3596万4千円の黒字決算でした。しかし繰り越し財源が1億5662万円あるため実質収支は3億7954万4千円の黒字となっています。

 

 また各特別会計についていは

 

 ●休日救急医療特別会計

 歳入:1億5353万2千円 歳出:1億1096万4千円 収支:+4256万8千円

 ●住宅新築資金等貸付特別会計

 歳入:1億5606万4千円 歳出:9841万8千円 収支:+5764万6千円

 ●田川市等三線沿線地域交通体系整備事業基金特別会計

 歳入:2億4389万8千円 歳出:2億4389万8千円 収支:0円

 ●国民健康保険特別会計

 歳入:65億3637万8千円 歳出:62億5018万8千円 収支:+2億8619万円

 ●老人保険特別会計

 歳入:2956万5千円 歳出:2444万8千円 収支:+511万7千円

 ●後期高齢者医療特別会計

 歳入:6億3434万円 歳出:6億2858万円 収支:576万円

 

という見込みが示されました。

 

 続いて受動喫煙防止に対する市の取り組みについて事務報告。市の公共施設について喫煙室の確保や全面禁煙などを実施することを8月1日から実施するとのことで、おもな廃止先として、市役所本庁舎では 庁舎屋上・玄関前・2階出入り口・住宅管理公社裏出入り口付近を廃止、市立小・中学校は敷地内全面禁煙、などとなっています。

 

 もちろん受動喫煙防止に対して異議はありません。しかしこれでは禁煙の強制であり、あまりにも一方的すぎるのではないか、と追求しました。たとえば市庁舎屋上は受動喫煙の観点からはまず受動喫煙が起きない場所です。しかし今回廃止対象となっています。その理由について財政課からは「小学生が来ることもあるから」と言っていましたが、年に数回のためだけに365日をしばるのは不合理ですし理由にもなりません。

 

 喫煙場所の問題については、もっと現場レベルとしっかりとした協議をした上で決定すること、また受動喫煙防止という観点なら、禁煙化ではなく分煙の徹底で目的は達成されるのですから、分煙にむけた取り組みも同時に行うことが必要ではないかと思います。

 

 総合政策課

 

 総合政策課からは、補正予算として新たにつくられた「さわやかまちづくり基金」の積立1260万9千円が計上されました。具体的には、オータムジャンボ宝くじ交付金915万4441円、まちづくり支援自動販売機寄付金267万8896円、一般寄付金51万3472円、ふるさと納税のうち使途が定められていないもの26万2千円、を原資にしています。これについては特段異議なく了承されました。

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