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東北大震災ボランティア1日目 多賀城市へ
2011年05月23日
今日は、宮城県多賀城市にボランティアに向かいました。仙台駅から30分程度車で向かったら多賀城市役所があり、そこにボランティアセンターが併設されていました。
ボランティアは受付の後、順番に係の方から今日行く場所を指定されます。私は自宅の泥かきを要請されました。現地までは現地のボランティアの方が送ってくれました。
今日お手伝いをしたご自宅です。海辺から3キロ以上離れていますが
写真のように1.5メートルを超える津波が来ていました。ご自宅には高齢の方が一人暮らしで、足が悪く避難できなかったのですが、2階に何とかしてはい上がったとのことでした。
泥かきをしている様子です。土のうは県外各地からの援助物資でもらうとのことでしたが、大きな土のうより断然小さな土のうの方が使いやすかったです。
夕方には作業が終了。途中では
警察官が手信号で交差点を整理していました。もう3ヶ月たってもまだまだ電気などが届いていない地域がたくさんあります。
帰り、仙台市若林区荒浜を通過しました。
700戸あった家屋は跡形もありません。絶句するような光景でした。
今日のボランティアで地元の方やボランティアセンターを運営している方のお話しをまとめてみました。
○ ボランティアの要望は非常に高い
○ ボランティアは慢性的に足りない
○ ボランティアを現地まで届けたり、マッチングさせたりするボラセン運営委員が絶対的に足りない。ボランティアが来ても、充分にさばけずボトルネックになっている
○ ボランティアの要望が多様化している。女性を要望するボランティアも多数あった
○ ボラセン運営委員などは長期的なボランティアでないと難しい
○ 支援物資、特に土のうは足りない。小さめの土のうをぜひ多賀城市に送ってほしい
○ ボランティアの多くはネットを見てくる。ネット更新専門の広報ボランティアも重要ではないかと思う。
○ 市内では多くの方が失業している。一時的な給付はあるが、引っ越しなどで多大な資金的負担がかかっている
○ 募金の受け渡しは、全壊か大規模半壊した家しか受給されていない。ただ既に多大なお金がかかっており、貯金のない家は全く片付けることも、住む場所も確保できず途方に暮れている
以上です。
明日は石巻市に向かう予定です。