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党首選、無投票当選が決まる

2012年01月20日

 今日、社民党の党首選が告示され、福島瑞穂党首無投票5選が確定しました。正式には2月に行われる定期全国大会で最終的な承認と成りますが、今後2年間、福島党首を先頭に、社民党の党勢拡大を進めていくことになります。

 

 今回の党首選で私は一貫して党首選を無投票とせず、全党員による選挙によって選出すべきである、と訴えてきました。これはなによりも社民党の政策や思いを報道によって多くの国民に示す絶好の機会にもなりますし、そこで選出された党首が、まさに全党員の意志に基づく党首という正当性を強固なものにすることができます。そしてその党首がリーダーシップをもって、党改革や躍進にむけた動きをつくることにも、つながります。その点でも、無投票であったことはなによりも残念です。

 

 ただ党首選挙当選後の記者会見で、党首は党改革について、かなり突っ込んだ意見を述べています。


YouTube: 党首としての抱負

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 1.自治体議員と党全国連合の連携をより密にする。

 社民党は社会党時代から伝統的に、党組織とは独立性の高い組織として『社民党全国自治体議員団会議』を組織していますが、党運営との密接なリンクがはかられていない現状もあります。党首は「ネットワークづくりの強化をはかる」と述べていますので、今後どのような形になるのか、私も自治体議員の一人として考え行動していきたいと思います。

 

 2.若手党員の育成と若者を党全国連合常任幹事会に登用も含め抜擢を図る。

 これも私は青年議員のひとりですので、大いに関係します。社民等の日常運営における最高意志決定機関が、党全国連合常任幹事会です。そこでの若手の抜擢を言及したことになります。

 

 そもそもこの提案は2010年11月末に提出した社会民主党を愛する青年議員・党員からの再建に向けた真剣な提案 『よそもの・若者・ばかもの』による社民党再建計画にも若者の抜擢を訴えています。党首は「若者の登用を増やしていくこと、若者の意思決定の場への参加を含め、しっかりと検討する」と付け加えています。今回の党定期大会でそのことを具体化できるかどうかが、大きく問われますし、我々もどのような行動が出来るのか考えていかなくてはなりません。

 

 ほかにも青年対策として、若者ツアーや議員養成塾の創設、各ブロックでの青年活動の支援などもを述べています。これらの点は私たち青年議員にとっても大きな課題だけに、これから主体的に声を挙げ、行動していきたいと思っています。

 

 3.党広報活動を充実、強化する。デザイン一新も行う

 これも前述の「「よそもの・若者・ばかもの」による社民党再建計画」にネット配信や、デザイン一新を大きな柱として訴えてきました。党首は「党首記者会見のあり方を見直す(ネット公開か)とともに、ポスター、配布物を若者や無党派層などに入ってもらって、広報のあり方について検討していきたい」と述べています。この点もきたるべき総選挙などを前に、早急にリニューアルする必要があると考えています。

 

 これらを踏まえ、2月には党大会が開催されます。リベラルで社民主義政治の実現を真正面から語れるのは、主要政党では社民党だけ。社会保障費の増大や、国富の減少といった中、社民主義的政策の推進が大きなカギとなっていますし、その思想をしっかり政策で注入することが、社民党には求められます。

 

 しかし社民党の党勢を拡大する打開策は見えていません。まずは2月の党大会でその事が示すことができるか、私も代議員となりましたので、ぜひ声を挙げていきたいと思っています。

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