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山本作兵衛炭鉱記録画修復作業視察

2012年07月23日

 今日は九州国立博物館でNPO法人文化財保存機構が修復と複製を行っている現場を視察しました。

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 まずは、文化財保存機構から概要説明。その後修復現場に向かいました。行く途中はカギで厳重に管理されていました。

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 写真が作業風景です。とても緻密な作業でしたし、大切に扱われていました。今後二年半をかけて修復と複製作成が行われます。

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 私もこんな感じで見学。

 

 説明の中では、炭鉱記録画よりメモ帳などの修復の方が大変であることが紹介されていました。山本作兵衛氏の日記帳などはとて状態が良くなく、どのように修復するかが課題とのことです。

 

 また私も「修復後は田川市が責任を持って管理・保存して行かなくてはならない。その体制をどのようにするかが課題」と質問すると、機構の大林副会長が「今回の修復作業は、人間で言うところの手術をすると言うこと。しかし毎回手術をするわけではなく、本来は薬飲んだり、病気にならないために養生することが大切であるはず。文化財も同様で、今後しっかりとした保存と管理を徹底させることや、それを管理できる人材の配置を考えていくことが求められる」と仰っていました。

 

 とても貴重な経験でしたし、大変勉強になりました。
 

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