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市長交際費、詳細な項目をHPで開示すべきだ

2013年01月14日

 先日の毎日新聞で市長交際費についての記事が掲載されていました。以下は引用です。

田川市:交際費基準を改定 批判受け、関係者に通知 
福岡 毎日新聞 2013年01月12日 地方版

田川市が、使途や多額の支出が問題視されていた市長交際費の支出基準を見直し、区長や老人クラブ連合会などの関係先に文書で趣旨を通知していたことが11日、分かった。たこ揚げ大会など校区ごとの小行事や補助金を出している団体の主催行事への祝儀などは廃止し、今後は支出分について領収書を取得することなども検討していくという。

 通知(4日付)は市長名で「社会情勢の変化や市の財政状況などに鑑み、市長交際費支出基準を見直し、ご報告申し上げます」と記載。添付の新基準によると、11年度で427件(386万3132円)中、293件(188万5800円)を占めていた祝儀・会費について「会費は1万円以内」と上限を設定。祝儀は「社会通念上妥当と認められる額」とあいまいさを残しているが、市が補助金を出している団体や校区ごとの主催行事、市が事務局となる催事などへの支出は廃止した。

 

 また、弔慰については市職員や議員、市政功労者など支出対象を13種に細分化した「弔慰支出基準」を設け、さらに本人・親族別に弔電や生花(1万5000円以内)の有無を定義。これらの新基準をすべて適用すると、11年度ベースで年間200万円程度の削減になるという。

 

 また、11年度は領収書の添付が427件中120件(28%)しかなく、市財政課は「香典など領収書をもらうのが困難なものを除けば、市の会計事務規則にそぐわない」と指摘。市長交際費を取り扱う総合政策課は、これについて「検討する」と話している。このほか、飯塚、直方、宮若市がホームページに支出日ごとに内容を記載しているのに対し田川市は区分ごとの金額・件数にとどめており、同課は「徐々に改善していきたい」としている。【荒木俊雄】
 

実際、この問題が指摘されて以降、市長交際費は一気に下がっています。2012年12月の交際費の合計が17,500円であるのに対し、2011年12月では207,855円となっていることからも一目瞭然です。

また毎日新聞では、区分ごとの項目しか掲載されていない点についても言及しています。これは私も過去に指摘をしたことがありますが、全く改善をすることはありませんでした。例えば
飯塚市は支出日、支出区分、支出内容の詳細、金額などを詳細に記入したものをHPに報告していますが、田川市はおおざっぱな区分だけを記載し、詳細は全く記載がありません。

 しかも「徐々に改善していきたい」と悠長な発言をしているのも問題だと思います。これは市長自身の政治姿勢が問われる部分でもあります。ぜひ早急に詳細な項目をしっかり出すべきです。

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