市民と議員の条例づくり交流会議＆四ツ谷でサプライズ

2008年03月29日

今日は「市民と議員の条例づくり交流会議」に参加するため、法政大学市ヶ谷キャンパスへ。２００名以上の地方議員、研究者、市民が参加していました。

まずは自ら３期１２年で引退した

福嶋浩彦前我孫子市長の講演が行われました。

任期中、予算に関して編成過程からＨＰで公開しパブリックコメントを行ったり、既得権としての補助金にしないために、補助金全廃後新たに募集をかけそれを３年に１回のペースで行ったり、職員採用に関する委員会に民間の方を参加させたり、実にいろんなことを行っていました。

福嶋さんもおっしゃっていたのですが、これまで聖域、市民には見せたくなかったところにこそ市民に公開していくことは、行政運営に市民の感覚を入れていく意味でもとても重要であると思います。

やはり情報公開は重要。このブログにどんどん行政情報を載せるのもとても重要だと再認識しました（＾＾）

また地方議会の役割としても、常設型住民投票条例（定住外国人を含む１８歳以上の有権者の８分の１の）の成立をあげながら、本当は直接民主制のほうが価値が高いんだということを意識して間接民主制を行使する、という思いで取り組むことが重要だと述べていました。またその意味でも、市民が直接参加できるところはとことん参加させる仕組みを構築すべきとも語っていました。

また現在の議会の問題点として、「議場で陳情をしているだけではないか？」と痛烈に批判。私も反省しなければなりませんが、それもその通りだと思います。予算審議でも基本的な質問をしてしまったり、こんな風に予算をつけろ、と言ったり。そうならないためのアドバイスなどもいただきましたが、ここで書いたら手の内が執行部にばれるので書きません（＾＾；

最後に、鳥取県の片山前知事の言葉として次の言葉を紹介されました。

「議会と首長は車の両輪ではいけない。両輪だったらいつも同じ速さで同じ方向で進まないければならない。議会と首長は時にアクセル、時にブレーキというような関係になって、お互いが常に緊張関係にならないといけない」

田川市議会でもそういう関係になれるよう、私もがんばらなければなりません。

続いて予算に関して

各地区の地方議員から実情が紹介されました。東京のある市では、議会が当初予算を否決したり、修正案を提出したり、市長が再議にかけたりと、様々な動きをしているところもありました。一般的にはもめてる議会、と言われますが、こういう議会だったら予算審議もより真剣にそしてしっかりした議論のもとで行えるでしょうから、健全な議会と言えるのではないかと思います。

また昨年まで３６年間市職員を勤め現在市議会議員をしている方から「議員から質問されたら困るもの」を紹介されました。これもここで書いたら執行部にばれるので書きません（笑）がとても参考になりました。

また議員ごとに採決結果の公開を「議会だより」等で行っているところもありました。しかし議員がどのような意思表示をしたのかは、信託をしている市民には当然知らされるべきもののはずです。また委員会の公開方法、議会事務局の役割など様々な議論を行いました。

今回集まった地方議員は議会改革をしよう！という議員ばかりなので、発言一つをとっても同感するところをとても多く、共感しあえる部分がたくさんあった集会でした。またこの「市民と議員の条例づくり交流会議」も年会費を払う会として正式発足がされ、私も会員になりました。

やはり議会改革をしていかねくては、と改めて思いました。そのためには議員自身が常に勉強しなければなりませんし、まずは田川市議会も議員全員を対象に講師を呼んで定期的な勉強会を開いたりしたらいいのでは、と思います。

その後・・・

朝日新聞論説委員の早野透氏に電話すると「四ツ谷で花見の会に参加しているからこいよ」と言われ、市ヶ谷から四ツ谷駅まで桜並木を歩いて行きました。

その花見の会、実は