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田川伊田駅について
2019年05月30日
多くの皆様から、田川伊田駅について、ご質問やご意見を頂くので、書かせていただきます。
今回の問題で最も大きな疑問は、記事の中に「金融機関から融資を断られ、内装工事や備品購入費などの支払いのめどが立たず」とあるように、金融機関からの融資決定がされないまま、工事発注をしたことにあります。
これは、「家のローンを金融機関からオッケーもらっていないのに、家を建てる契約をした」と同じです。受注業者の辛い気持ちを思うと、とても胸が痛くなります。
事業内容も過大だと指摘されたようですが、8000万円、また出資金も使った中、収支計画が適正だったのかも大きな疑問です。
また、運営会社に働いていた職員も今月末をもって整理解雇されたとのことで、中には入社2ヶ月で解雇になった方もおられるようです。そうなると、事業に必要な人員が確保されていないことにもなるのでしょうから、いよいよ、事業開始はできるのか、という疑問も生まれます。
この問題が単なる民間企業の商行為の結果と同じにはできないのは、税金を使い田川伊田駅を改修し、しかもその改修は、今回行おうとしていた事業にあわせた改修になっているところにあります。また駅は、毎日1500人以上の乗降客がある田川市のランドマークです。
運営会社は、なぜこのような状況になっているのか、不明な点を多くの市民に説明する責任があるのではないでしょうか。
また田川伊田駅の構内にマルシェができる施設建設を県が補助金で交付しており、平成筑豊鉄道などでつくる委員会が、田川伊田駅の運営会社に運営を委託しています。ここも頓挫すれば、県行政にも多大な迷惑がかかるため、地元県議としても、情報収集をこまめにしようと思ってきます。