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残業時間は、職員が足りないことに起因している

2014年04月05日

 先日の議会資料改ざん問題に関して、本当に残念だと思っていることが一つあります。

 それは、そもそも残業時間の問題について全く論じることが出来なかったからです。

 市役所の残業が多いことは、私も議員をしていて感じるところでした。その上今議会において執行部は「平成26年度の市職員採用試験は行わない」という方針を示し、職員の純減をさらに進めようという状況になっています。

 確かに他市に比べたら田川市の市職員は多いかもしれません。しかし、直営の田川市立病院、様々な文化施設、そして全国平均の4倍を超える生活保護への対応など、職員が求められる分野が多く、仕事量からすると決して多い人数ではありません。事実、私の議会での議論でも「今後は減らすことありきでしない」と述べていますし、定員管理計画でも、予定数以下になっており、これ以上の職員減少は市民生活に影響の出る状況になりかねません。

 加えて、近年は係長クラス以下の一般職員の数が減少しており、かなり以前のデータですが、管理職の割合は非常に高い状況にあります。

 違った視点で言うと、毎年田川市役所で働きたい、と願う新卒や既卒職員の就職の門を閉ざすことにもなります。

 もちろん、政策変更によって職員数を減らすことも出来るかもしれません。しかし、今の市長はそのような方針を出していませんので、やはり職員の確保はとても重要です。

 私はこの点について、色々論じたいと思っていました。それだけに、改ざん問題でかき消されたのは本当に残念です。

 ただ副市長も議会答弁で「職員採用についても再検討する」と明言していますので、今後、ぜひ見直すべきと訴えていきたいと思っています。

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