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清掃センター再稼働を県は却下

2009年01月28日

今日は「まこと通信」を各団体や企業、地域に配布しました。その中でいろんな方とお話しすることができましたが、特に企業関係の方々は今の経済状況について厳しい意見が多く出されました。

 

話は変わり・・・

 

田川市川崎町清掃センターの再稼働について、福岡県は「却下」する意向を示しました。以下は引用です。

 

田川・清掃センターのダイオキシン類:県、1号炉再稼働を却下/福岡

◇県「施設改善できていない」

 

田川市川崎町清掃センターが国の基準を超すダイオキシン類を排出した問題で、県は22日、運営する田川地区清掃施設組合から出されていた1号炉の稼働再開の許可申請について「施設改善ができていない」として、却下する意向を示した。県の指導に従い、稼働再開は2月中旬以降にずれ込む見込み。

 組合はセンターの焼却炉2基のうち1号炉について、昨年末に3度目の排煙測定をして基準をクリア。今月15日、県に再稼働許可を求めた。組合は基準超過の原因とみられる排煙集塵(じん)器の濾布(ろふ)420本のうち49本を交換し、こびりついた焼却灰を清掃して濃度を測定したが、県はそれらの措置を「あくまで測定に際した維持管理の一環」として、抜本的な施設改善にはあたらないと判断した。同時に「最低でも濾布を全部交換すべきだ」と組合に通達した。

 組合はこれに従い、残り371本を交換後に再測定する。作業は2月上旬までかかり、結果判明後、改めて県に稼働許可を申請する。「現状でも基準を超す心配はないと考えていただけに残念。県の指導に従い改善を急ぎたい」と話している。

 田川市と川崎町で回収される可燃ごみは現在、筑豊、筑紫野両地区の焼却場計4カ所で1日約200万円の委託費をかけ処理されている。【林田雅浩】

 

このやりとりを見て、おそらくですが、ダイオキシン類が基準以下という調査結果がでた昨年12月28日の調査の前に、清掃施設組合は福岡県に対してこの調査の内容や実施に当たっての留意点等を事前協議していないのだろうと思います。

 

というのも、もし言っていたとしたら、

 

●「ろ布の交換をしないまま測定しても許可はできない」

●「ただ徹底した掃除だけでは、仮に基準以下となっても許可はできない」

 

というのを事前に福岡県が清掃施設組合に進言しているはずです。事実、新聞報道での県の指摘はどれも事前協議段階で指摘可能な内容ばかりであることも、事前協議の不備を証明するに足りる内容です。

 

もし事前協議がきちんと行われ、その上でろ布を早期に交換し煤煙調査→再稼働、という形が取れていたらもっと早くに清掃センターでゴミが燃やせていたはずです。それだけでもゴミ焼却委託料が数千万円単位で違っていただろうと思います。

 

いきどおるべきは、一部の職員の判断で数千万円のお金が湯水のごとく消えていると言うこと。もうやりきれない思いでいっぱいです。

 

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